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*3つの素敵な愛


「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」がおもしろい。

2020年5月27日に放送された愛の超大作3本立てスペシャル、番組表に書かれていた情報(本記事の見出し)が放送前に目にとまり、「あ、観たいな」と直観的に思ったので録画していました。とても面白かったから忘れないうちに記録しておきます。


①小学校の幼なじみが8年間一度も会わず200通の手紙だけで育み20年間貫き通した「純愛」

 本人たち主演で再現ドラマを撮影して、披露宴でそのVTRを流すのが定番の企画、結婚式の旅。VTRはもちろんだけど、そのVTRを観てる友人や家族の反応を観るのも楽しくて、そして毎回のように感動する。

 小学校のときお互いに一目ぼれして、でもあまり話すことなく女の子が転校して会えなくなった後に、男の子が手紙で「好きだった」って伝えて、それから8年間、200通も文通を続けたみたい。高校卒業するまで一度も会うことなく手紙だけで愛し合うって、素敵すぎる。そしてその手紙を今でも大切に保管してるのもまた素敵すぎる。

 男性の方は、「言えないけど書ける、女々しい男」で、告白もプロポーズもちゃんとせずフェードインだったらしいけど、披露宴でしっかり手紙でプロポーズしてて、司会の栞里ちゃんも言ってたけど、これだけ想われてたら女々しくてもいいなって感じた。まさに「純愛」で感動した。


②世界中の墓を巡る男の時空を超えた「偉人愛」

 所さんが偶然選んだある日にスポットを当て、その日に起こった出来事を探す企画、ちょっと昔の旅。今回は文芸研究科のカジポン・マルコ・残月さんが2005年3月28日に輝いていた人として取り上げられていた。

 全国の偉人のお墓を巡る「墓マイラー」カジポンさんの語る話がどれも興味深くておもしろかった。感動を与えてくれた恩人に「ありがとう」を言うために、亡くなった偉人たちのお墓を巡ってはソウルトークをしているらしい。なんだその感覚、素敵すぎる。

 文学を好きになったのは、3度の失恋がきっかけで、好きな子に好きになってもらうために好きな子が好きなものを自分も好きになろうと、絵画・音楽・文学と出会ったみたい。「失恋の灰の中から、絵画・音楽・文学っていうダイヤを拾ったんですよ」と言っていた。

 以前、孤高の虫オタク川野敬介さん特集をやっていたときも思ったけど、とことん真剣に、何に感動するのか、どういうところが面白いのか、そこから何が伝わってくるのかを語る人の話は、どんなにマニアックなことでも聞くととてもおもしろい。だって、ものすごく愛が伝わってくるもん。
 それを自分も好きになるかどうかはべつだけど、少なくともその話を聞いてる内はその世界に引き込まれていて、そういう捉え方もあるのかと自分の感性を広げてくれたように感じる。

 魅力を人に伝えられるほど真剣に何かに向き合える人を私はものすごく尊敬する。それほどのものに出会えてるなんてうらやましい。

 そしてさらに、このカジポンさん、この放送をきっかけに中学生たちに対して墓巡礼の感動について講演する夢を実現していた。この方みたいに絵画・音楽・文学を愛し、偉人に感謝を伝えられる子が現れたらいいな。本当に素敵な「偉人愛」でした。


③日本一の歌声の乙女が8年間入院する父へ全力で送る「父娘愛」

 今時女子にお父さんが好きか嫌いかを聞き出す企画、お父さんは好きですか?の旅。

 「お父さん好きです」から始まった、高校生バンドのグランプリに輝いたプロを目指して活動中の平沼智奈美さんが、小学4年生の頃から8年間ずっと入院しているお父さんにライブを観に来てもらう話。

 お父さんを想って作った新曲とともに届ける歌声、素敵だったな。体調のことがあるから、移動1時間とライブ15分の外出。たった15分かもしれないけれど、お互いにとってすごく大切な時間になっただろうな。

 「父娘愛」、自分はちょっと恥ずかしいけれど、こんな風にちゃんと伝えられたら素敵だな。


まとめ

 いやぁ、どの話も本当に素敵でした。「事実は小説より奇なり」と言うけれど、世の中には想像もしない人生を送っている人がたくさんいて、この番組ではそういう人たちとのたくさんの出会いがあるからおもしろい。

 ふと引き込まれる魅力がそこにはたくさん詰まっていて、取材される登場人物の方々も素敵だけれど、それを伝える側である制作人たちのセンスも好き。それに司会の所ジョージさんと佐藤栞里ちゃんも大好きだし、お気に入りの番組です。

 以上、楽しませてくれてありがとうございました!



最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。