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「何も気にならなくなる薬」その99

電車の中で子供がお菓子を食べていた。
タマゴボーロ、懐かしい。
口の中にいれるとシュッと溶ける。シュワッの方が正しいだろうか。
何であれすぐ溶ける。
どうもあれは子供の食べ物のイメージがある。
懐かしさでお菓子を買うのもよいではないか。
大人というのは変なところでプライドがある。
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最近ではデパートの地下に行くとものすごい種類のお菓子が並んでいる。
地方の駅でもお土産の種類がとても多くなった。
一昔前は隣のお店で同じものが売られているような印象があったが、あまりにも種類が多くて短い時間では選べない。
そう考えながらも定番というか、なんだかんだお気に入りの物を買ってしまう。
私の中のロングセラーだ。
出先にお気に入りの食べ物があるのはいい。
それを買えるとなんだか目標を達成できたような気がする。
これに失敗すると後ろ髪を引かれたような気持ちになる。
おそらくそれはロングヘアーだ。
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電車で2時間、都内の仕事だ。
それなのに地方の仕事の移動時間と対して変わらない。
新幹線というのはとても便利だ。
それにしても新幹線の中ですら喫煙所が無くなった。また移動販売も近々なくなるそうだ。
旅として楽しむ情緒はなくなってしまうのだろうか?
ただの移動になってしまっては旅行ではなくなってしまうのではないか。
動画やネットはどこでもできる。
でも旅の思い出はその時しか作れない。
他人がどう過ごすかは自由だが、出先でのオリジナルの思い出を作れるようにしたいものだ。
などと憤慨していたら、それもそのはずだ。駅の中やホーム、十分に売り場がある。ここであらかじめ買えばいいだけの話。
やはり旅には計画性が欠かせないようだ。
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田舎の方になると、ボタン式で扉を開けて乗り降りをする電車がある。
電車の仕組みは未だに古いが、乗っている人間の生活様式は常に新しくなっている。
ワイヤレスイヤホンをして音楽を聴く人、タブレット端末で新聞を読む人。
しかし、人間の変わらない所はあの電車の出入り口すぐ、椅子の横のあのスペース。名前があるんですかね?
そこに寄りかかりながらイヤホンで音楽を聴く男性が邪魔で、ボタンを押せなかった人は虚しくも電車に連れ去られてしまった。
可哀想な話だ。
思わず私の頭の中でドナドナが流れた。
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パチンッ!
「いい加減にしなさい」
電車の中、母親が娘の頭を掌で叩く。
母親の影に隠れている弟と喧嘩をしたからだ。
母親の見ていないところで、母親を盾にしてちょっかいを出す弟。
それに対抗する姉。
それを知らない母親は一方的に姉を叱る。
「暴力は駄目って言ってるでしょ」
母親が電車の中で叱る。
なるほど、子は親に似る。


さて、雑な流れで謎掛けをやってみる。

まつげの化粧とかけて
虹の色を増やしていくと解く
その心は
増すカラー(マスカラ)

ツーアウト満塁とかけて
ダイエット中と解く
その心は
フライは避けたい

反面教師とかけて
給料日前の財布と解く
その心は
今日、財(教材)がない。

売名行為とかけて
ほうれん草が残った八百屋と解く
その心は
菜(名)を売りたい

不正アクセスとかけて
サッカーの攻守交代と解く
その心は
パスが取られた。

とまあま、今日はこんなところで

美味しいご飯を食べます。