駆け出しデザイナーが営業資料のデザインを修正してみた|制作の舞台裏
はじめに
お久しぶりです。
少し間が空いてしまいましたが、今回は最近携わった営業資料のデザイン修正に関する記録を残したいと思います。
昨日、知人の紹介で初めて複数のデザイナーにお会いする機会がありました。デザイナーという職種でも、信頼を築くことが上手な方、人脈が広い方、場をコーディネートすることが得意な方、ものづくりに情熱を持つ方、ビジネスサイドへの関心が強い方など…
一度にあらゆるタイプの方にお会いすることができたのは刺激的で、これから自分はどの姿に近いデザイナー像になりたいかを考えさせられる良い機会となりました。
なぜ制作することになったのか
話を戻しますと、なぜ営業資料の案件を受けたのか、その理由を最初に説明します。
私は新卒で総合商社に入社し事務職として働く中で、仕事内容やキャリアビジョンに違和感を感じ、方向転換を考え始め、あれやこれやとデザインに辿り着きました。
前職の事務仕事の中でも、デザインに全く触れなかっというとそうでもなく、資料作成の業務に携わりました。(そこで、どのように表現すれば理解しやすいものになるか、と考え続けた経験が、デザインの興味に気づくきっかけだったのだと思います。)
どんな資料作成かというと、部署が社内向けに行っていたコンテンツ配信で、職種的には担当範囲外でしたが、なぜか自分にもできそう、やりたいという気持ちが強くあり、当時の上司に相談しやらせていただきました。
その結果、当時一年目でしたが、その年次にしては中々だ!と資料作成についてはかなり良い評価をいただきました。。
思い返せば、ゼミの卒論発表もスライド資料が綺麗だったと評価されていたこともあったなと…こういうものって後から気がつくんですね。
そんなこんなで、人一倍文字を読むことが苦手だからこそ
「読みやすいアウトプット」を作る
というのは生活する上で常に意識していたのかと思います。
そんなこんなで、退職後も、資料作成やデザインの案件は、お節介的に色々アドバイスできることも多く、作成依頼をもらって過ごしていました。
そんな中、初めてお声がけいただいた営業資料作成という案件も非常に興味深かったので挑戦してみました。
オファーから成約まで
この案件は複業プラットフォームでオファーをいただいたのがきっかけでした。
しかし、初回面談時には依頼が確定しておらず、こちらからの提案資料をお渡しして検討していただいた上で初めて成約となりました。
提案資料は、自身のスキルやできることを事前に見て検討していただければ、求められるレベル感と出せるレベルの齟齬が発生しないのでは、と思い作成しました。
提案内容は以下のような内容をもとに作成しました。
・修正依頼内容があった計数十ページの資料の中から、特定の1ページを修正し提案。
・新規サービス追加に伴うテイスト変更の依頼だったため、トップのビジュアルイメージを変更しサンプルを提示。
重視した点
「より重要な情報が一目でわかるように」
を最重要のお題として、以下の三つのポイントに注力しました。
統一
配置/レイアウト
四辺からの余白間隔、テキストの配置位置がページによって異なっていました。読み手がストレスなく判別できるよう、パターン認識を期待し要素の配置場所を一定のルールに揃えて修正。
使用フォント
使用するフォントも限定し、デザインガイドラインを作成。
限定
強調する色を限定し利用
ハイライトがテキスト全体にかかりどこが重要かポイントを捉えにくいことが現状の課題でしたた。ハイライトの使用テキストを限定し、配置やレイアウトの一貫性を作ることで統一感を持たせました。
意味なく複数カラーを使用するのではなく、使用カラーにもルール定め用途に応じて使用することにしました。
端的に
1スライド1コンテンツの事例:
タイトルコンテンツにダイジェストでコンテンツ(A, B)を貼付していたものを、①タイトルスライド ②コンテンツA ③コンテンツB の3ページに分割。
課題
元々のクオリティが非常に高い資料だったことが今回の難しい点でした。
(どこを直せばいいか、どのような価値を出すかはかなり悩みました)
ただ、依頼内容である、1ページ内の情報が多くどこを見ていいかがパッと見てわからないという問題を解消するために、上述の対応を行いました。
その他にも、ここでは特に明記していませんでしたが、パワポ資料作成等で重要と言われる、
・視線誘導を意識したレイアウト
・水平、垂直、均等、中央を意識したレイアウト
・情報の交通整理
はベースとして理解した上で作成しました。
こちらの詳細については、Takada Ayakaさんの記事でわかりやすく説明されているのでご興味のある方はご参照ください。
終わりに
今回は、UIUXを詳しく勉強し始めてから初めての営業資料のデザイン修正を行なった案件でしたが、以前よりも意識できる点が増えていることを実感できる機会でした。
全体的な違和感を感じさせないように
適切な配置の仕方を考えたり、
情報のボリュームが適切に分かれていて、ストーリーを読み進める上で集中力が途切れないかを考慮したり、
あらゆる点で、視聴者目線(ユーザー目線)に常に立ち、デザインできるようになっていたと感じています。
このようにあらゆるデザイン経験を積むことで、相乗効果的に技量が磨かれていくことを実感したため、今後もあるゆる創作の場を経験して技術を向上させていきたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました、、、!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?