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心動かされた言葉たち チクチク言葉編①

なんだか最近の私は調子がいい。もちろん気分が落ちることもあるが、上手く乗り切りながら日常を楽しんでいるように感じる。
先行きが全く見通せず、生きている実感が持てず、泣いてばかりだった7月とは大違いだ。人は環境を変えると数か月で大きく変わるのだ。このまま、無理せず調子に乗りすぎない程度に過ごしていきたい。

とはいうものの、調子が良く頭がシラフでいられるうちに振り返っておきたいことは沢山ある。今日は、私が良くない意味で「心を動かされた言葉」を振り返りたいと思う。(とりあえず今回は第一弾です。)

「仕事をするのは、難しいかもしれないね。まあ、そんな人は沢山いるから」
私が数か月前、心療内科の主治医から言われた言葉である。発達障害の検査の結果を伝える際、「発達障害とは言えないが、凹凸がある。でも、よくあることだし気にしなくていいよ」というニュアンスで発せられた言葉だろう。しかし、この言葉は私の中の様々な部分を刺激し、呼び起こさなくてよいものが呼び起こされ、目を背け続けつづけていたものが目の前に現れてしまった、そんな言葉であった。
主治医は、現在の就労移行支援事業所を紹介してもらい、私の話を11年間聞き続け、何よりお薬をくれる大事な人だし感謝している。しかし、私の過去と将来に対する悩みが、「仕事をするのは難しいかもね」で説明されてしまった、できてしまったことがショックだった。私は主治医の一患者でしかないのである。考えてみれば当たり前のことだが。私も「そんな人」の一員だったのだ。


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