読書感想文が書きやすくなる感想メモの作り方

 どうも〜千夏です。
今回は読書感想文の話をします。


 自分は現在大学生で読書感想文を書く機会は全くありません。小学生の頃はすごく読書感想文が嫌いだったのですが中学生の頃から好きになりました。それは感想文を書くためのちょっとしたコツを見つけたからです。
 自分は文章を書くことはあまり得意ではありません。読書感想文のコンクールに選ばれたことはなく、クラスの数人程度が選ばれる文化祭の展示でさえ1度しか選ばれたことがないくらいです。
そんな人なので読書感想文の文章テクニックではなく読書感想文を作るための材料集めの仕方を書きます。
先程書いた「感想文を書くためのちょっとしたコツ」とは文章テクニックではなく、感想文の材料集めをするための感想メモの書き方を知ることでした。
最終的に自分の感想をうまく組み立てられればメモの形式や内容にあまりこだわる必要はないと思います。
あくまでも一つの例として見ていただければ嬉しいです。


①ワクワクする本、自分にとって良い発見があったと思える本、何度も読み返したい本などある程度気に入ったものを選びます。
本が好きな人は、いくつか借りてみて良さそうなものを選ぶといいと思います。
特別思い入れがなくても少しでも主人公に共感した、知らなかった!と思える内容があれば十分です。

なければ学校の図書室(あるいは町の図書館)に行って興味のある題材の本がないか司書の先生(図書館なら司書さん)に聞いたり、本屋に入ってすぐのところにある「今話題の本」から読んでみたりするのでもかまいません。

②まずは初めから最後まで一通り読みます。

このときハッとした文、自分の感情が動いた文を裏紙などにメモします。
ページ数と行数と文、思いつけばそれに対する感想も書きます。文が小説のセリフの場合は誰のセリフなのかも書くとあとで見返す手間が省けます。

③気になったところを読み直します。
気になったところがわからなければ、この本全体がどういう話だったか(つまり、あらすじ)を書いてみましょう。
うまく書けなければこの本の内容を身近な人に話してみるのも手です。
あらすじのどこに興味を持ったのかを考えてメモしていきます。
興味を持った理由や本を手にとるようになったきっかけ、本を読む前の自分に訪れた出来事を書きます。
メモなので自分の経験したことをたくさん書いていって後で本の感想と結びつけにくいものは消していくというやり方でOKです。

④ ③で書いた内容から自分はどんな考えを持つようになったのか、本を読む前と後ではどんなふうに自分の考えが変わったかを考えます。
わからなければまた読み直します。

これを元に感想文を書きます。
メモは原稿の下書きではないのでそのまま写すことはできません。
メモの言葉を感想文として出せそうな伝わりやすい言葉に直します。またどの順番で書けばいいかを考えます。

字数が原稿用紙の半分以上足りないときには意見を付け加えたり、文を省略しすぎているところがないかを考え直したりする必要があります。
多すぎる場合にはどの部分をより伝えたいのか伝えたいところとそこまで伝えなくてもいいところを考え直します。きっかけや自分の経験、あらすじを書きすぎていないかも確認します。
あらすじは多くとも100字くらい書けば十分です。あらすじはうまくまとめられなければ、書かなくてもいいのです。きっかけや自分の体験も書き出しに使うなら 200字までで十分です。
書き出しではなく本の内容と関連させて書く場合(作文のはじめ→中→終わりの中の部分にする)には短い字数でまとめる必要はありません。


《こんなに細かくメモできないよという人へ》

まずは印象に残った文を抜き出してみると感想が思いつきやすいです。

印象に残った文からなぜそこが印象に残ったのか、
そこから何を考えたのかを考えるともっと内容を濃いものにできます。
初めてメモを作った時は自分も登場人物のセリフ
を抜き出しただけのもののみ書いていました。

《メモを書くときの注意点》
・字は汚くても気にしなくていいです。自分さえ読めれば良いのです。
・メモはあくまでも感想文を書くための方法のひとつにすぎません。
うまくメモできなかったら無理に作る必要はありません。
・作文にする前の段階なので簡単な言葉でも単調な文でもとりあえず書き出してみればなんとかなります。
・メモなので字数は気にせず思ったことをひたすら書きましょう。
・自分の手持ちの本を使う人は本に線を引いたり付箋を貼ると本を読み直すときに便利です。


長くなりましたがこれで終わります。


ではまた~

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