ストリート・グルメを求めて

 Netflixの「ストリート・グルメを求めて」をみました。アジア編とラテンアメリカ編がありますが、どちらもなかなか面白いです。

 これはそれぞれの地域(例えばアジア編では、タイ・バンコク、日本・大阪、インド・デリーなど)で一人の屋台の店主にスポットライトを当てつつ、その国の他の屋台も紹介していきます。

 はじめにその国の歴史や文化の説明があり、店主の人生を取り上げます。それぞれの店主の苦難や選択から、店主の人生の深みが感じられ、その料理もどこか神聖なもののように思えてきます。
 必ずしもその国の首都というわけではないので、聞いたことも見たこともない料理が出てくるので面白かったですね。

 日本も大阪が取り上げられていますが、日本の日常の屋台ってのはほとんど失われてしまってますね。屋台が今でも盛んな国は、一人暮らしなら自炊するより屋台のほうが安いのが普通でしょうが、日本は屋台でも外食に含まれ、それなりの金額になるような気がします。このドラマでは、もう日本ではみられなくなった、様々な国の屋台文化が目にすることができるので、我々には新鮮で面白いです。

 料理はその国の歴史や文化と密接で、その点も勉強できました。例えばラテンアメリカは植民地としての歴史が長く、それが料理にも影響を及ぼしているわけですが、奴隷からアフリカの文化も流入しているということは知りませんでした。考えてみれば当然そうなるでしょうね。

 1話30分ほどで、気軽に見られるのもうれしいです。ぜひ、暇なときにでもご覧ください。

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