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仕事について少しまじめな話

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管理者として持つべき技術など 仕事について少しまじめな話を書いています
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#管理者の心得

管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(2)

上司を教育する技術の第一歩として、  ホウレンソウの報告を利用する例をあげました。  ここでは相談について、記事にしてみたいと思います。  例えば、ダメ上司にしてほしいことや、指摘したいことがあった場合、 相談という形で、自覚してもらい、そして動いてもらうのが 良い方法と思います。 典型的なダメ上司は聞く力を持っていない場合が多いので、 言い負かすような物言いは、感情的になるだけなので、 そうではなく、あくまで暖かい気持ちで、 相手が受け入れられるような、言葉使いと、表情

管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(1)

管理者の心得で最後に記事にした  管理者は、上司も教育するべし。  について記事にしたいと思います。  管理者の心得でも書きました通り、  上司の言うことがコロコロ変わったり、  部下に丸投げして責任をとらなかったり、  上司にやる気が無かったりした場合、  上司を教育することが必要です。  部下を教育する手法ではだめですが、  上司のモチベーションをあげたり、  上司の言動をいさめたりする方法はたくさんあります。 一番簡単なのは、 上記のような言動を上司の個性として認め

管理者の持つべき技術                                   心の切り替えスイッチを持つ方法

コメント欄で、落ち込んだ時の気持ちの切り替え方が  話題になっていたので、  ここできちんとまとめたいと思います。  元記事は 管理者の心得(4) 管理者は、スイッチを持て 。   多くの管理者は、上司や先輩から、  心に切り替えスイッチを持つように指導、教育され、実践して、  スイッチを持っていると思いますが、  これから管理者になる方や、気分が落ち込みやすい方などは、 このやり方で心にスイッチを持つと、心の安定が図られます。 まずは、あなたの好きな音楽を決めましょう

管理者の持つべき技術(8)

コメント欄で、企業における、戦略、戦術、作戦、兵站の話が出て、  以前から、思っていたことをきちんと記事にしようと思います。    とても大事で、簡単な事なのに、なぜか間違って、   説明されていることが多いモノが「戦略」です。   「戦略」を企業に当てはめると、「企業理念」になると思います。  戦争における「戦略」は、戦争毎に変わっても構いませんが、  「企業理念」は経営者が変わるか、世界の趨勢が変わり、  実態に合わなくなった場合ぐらいしか、変える必要もなく、  また、変

管理者の持つべき技術(7)

前回、管理者の持つべき技術(6)で、 簡単に利益の出るビジネスマナーについて、書きましたが、 多くの管理者がビジネスマナーについて、教育する場合、 一番肝心なことを伝えていないことが、ある様に思います。 何の為に、ビジネスマナーを習得するのか? 利益を出すためなのですよね。  ですので、世間一般のビジネスマナーを身に付ければ良いのではなく、 顧客によっては、マナー違反と思われるふるまいでも、 自社にとって利益が出しうる対応ならば、 世間一般で言うマナーにこだわる必要はあ

管理者の心得(5)(再録)

2021年7月11日 07:15 の記事の加筆・再録になります。  管理者ならば、知っていて当たり前の心得 、 知識は金で買える、金で買えない知恵を持て 。 知識はお金で買えます。 法律で困ったら、弁護士を雇えばよいのです。 大学教授にお願いしても良いでしょう。 コンサルタントにお願いするのも良いでしょう。 しかし、目の前の仕事をよくする知恵は、お金では買えません。 現状を確認して、何をどうするのか。 必要な資源は何なのか。 コンサルタントにお願いしても、それぞれの企業

タスク管理(1)

うめこさんとコメント欄での会話で、タスク管理の話が出たので、 自分の知っているタスク管理について記事にします。  スケジュール管理とタスク管理の違いは何処にありますでしょうか?  スケジュール管理は、時間軸に対する管理で、 タスク管理は仕事のブロック単位の管理になります。  簡単に仕事のブロックと言いますが、なかなか奥が深く、 仕事をどのようなブロックで分けるのかが、管理者に問われます。  出来るだけ仕事のブロックは「細かい方が良い」とよく言われますが、 実際に仕事で

管理者の持つべき技術(6)

大きなスキルについて、少し具体的な例を記事にいしたいと思います。  ヒューマンスキルについて、スタッフ(入社~3年目程度)が 持つべきなのは、以下の技術は必須と思います。  1.人、モノ、場所を含めた、6S+S(または7S)   2.利益に通じるビジネスマナー   3.コミュニケーション(聴く技術、話す技術)  4.ロジカル・シンキング(自分で考える技術)  5.タイムマネジメント(時間管理)  6.コンプライアンス(法令遵守)  7.統合マネジメントシステム

管理者の持つべき技術(5)

管理者の持つべき技術はたくさんありますが、 教育に関する技術が一番重要になると思います。  ところで、教育と言うと、どのような技術を思い浮かべるでしょうか?  学校教育の様な教育の技術でしょうか?  それとも、トヨタなどが行っている教育の技術でしょうか?  社会人になって一番重要でありながら、 システマチックに教わらないのが、 教育に関する技術ではないかと思います。  ここで、本質的な質問をしたいと思います。  あなたが思う技術(スキル)とはどのようなものでしょうか

管理者の持つべき技術(4)

教育・評価にはランクとレベルがあるよと言う話。  管理者は教育の前にきちんと評価すると記事にしましたが、 なかなか評価基準を作ると言っても難しいかもしれません。  教育計画にもつながる、その上、給料にも影響する評価基準です。  まず、評価・教育する相手のランクはどうでしょう。  企業ですので、係長、課長などのランクはありますが、 そのランクに見合った評価・教育の基準が出来ていますでしょうか?  海外では役職と、技術的なランクは異なることがままあります。  最近では

管理者の持つべき技術(3)

人を育てられる人を育てる為に必要な技術とは何でしょう。  ものすごく沢山あると思います。  割と忘れていたり、日本人同士だと、当たり前になっていて、 気が付き難い事柄から、記事にしようかなと思います。 計画のない教育は教育とは言えない と言いましたが、管理者のあなたが部下の教育計画を作るときに 一番最初にやらなくてはいけないことがあります。 それは、評価することです。  教育するべき部下の現在位置を見極めないと、 何が足らないのか、何がどこまでできているのか、 わか

管理者の持つべき技術(1)

やくざ世界で、 やくざが続くためには二つあれば良いと言われる事柄があります。  「親父の背中」と「看板」があればやくざは続くそうです。  「親父の背中」は、この人の様になりたい、 この人にならついて行きたいと思わせる人が居る事。 「看板」は、飯のタネだそうです。  食えないやくざについて行くやくざはいないと言う事だそうです。  やくざの看板は色々、暴力や資金や面子や繫がりなど、 それが無いと飯が食えないと言うものをさすそうです。 企業や管理者も同じことがいえると思いま

管理者の持つべき技術(2)

管理者の持つべき技術はたくさんあります。  企業によっても異なりますし、規模などによっても異なります。 管理者の持つべき技術について、 思うままに記事にしていこうかと思います。  そのため、記事の順番は重要な順番などではありません。 人を育てられる人を育てる。 人はどのようにして育つのでしょうか?  育てると言うと、学校教育を思い浮かべる人も多いと思います。  学校教育も重要な技術ではあります。  しかし、企業と圧倒的に違うのが、育てる人数が少ないことがあります。 つま

海外で人を育てる事について

管理者として日本で人を育てる場合、気にしていない事柄があります。  海外で人を育てる場合には、非常に重要な事柄になりますが、 海外で人を育てることに失敗する理由にもなります。 それは、 その国で死ぬ覚悟を持って仕事をする。 多くの日系企業の管理者が、現地管理者を育てられない場合、 このことに気が付いていない場合が多いです。  国内で部下を教育する場合、同じ日本人同士なので、 この国で生まれて、この国で死ぬことは当たり前です。  なので、多くの管理者はこのことに気が付