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「あぁ、子どもって小さな幸せや発見をたくさんくれるんだよね」を思い出す1冊

今年に入ってから通勤時の読書習慣が定着してきた。
これまではビジネス本が多かったけど、ジャンルも広がっている。
直近は、政治系のノンフィクションが続いていたところに、
「五島でご一緒したさとゆみさんの本がすごく良いー。」
と昨年五島ワーケーションに一緒に行った友達からメッセが来てさっそく読んでみたのがこちら。

小学校3・4・5年生の息子さんと暮らしているなかでの何気ない日常を書いている。
そこで感じたこと、学んだこと、発見したこと、答えがないこと、など。

5歳と3歳の子どもがいる私(しかもシングルマザーという共通点)にとっては、さとゆみさんのエピソードを読みながら、自分の家族の過去のあれこれを思い出しては同じことを感じたり、ここはちょっと違うなと思ったり、いつかこうなるのかなと想いを馳せたり…あっという間の読了でした。

しかも、最後まで読んで「両親が学校の先生・バツ2」が共通点ということを知り、さらに共感!
五島ワーケーションの期間にお話しできなかったのがもったいない…。

子育て・・・子育て? 本当に「子育て」?

私は、子育ては日々の発見と試行錯誤の繰り返しだと思っていて、「大変」と思うより「なるほど…どうしよっかな」と思うタイプです。
「なるほど…」に(えぇ、まじかよ。大変だなぁ。面倒だなぁ。やりたくなーい)が含まれているから「大変ではありません!」ではなく、どう乗り越えて楽しむかという思考回路。

自分なりに、「子育て」から学びを得て成長しているんだと思っていました。
それはそれでとても幸せなことです。

一方で、さとゆみさんの本を読んで涙腺の奥がじわじわしていたのは、
「あぁ、子どもって小さな幸せや発見をたくさんくれるんだよね」
ということをずっと感じていたから。

読みながら、みどりとはるの色んなシーンがフラッシュバックして、
「お母さん、大好き!」と全力で愛情を注いでくれたり、
「疲れた~」って言ったらいい子いい子してくれたり、
同じものを好きになって3人で大笑いしたり、
そんな日常にどれだけ私が救われてきたかを思い出させてくれました。

「子育て」なんてめっそうもない。
子どもがいるから親でいられて、子どもがいるから日々が豊かでいられる。
何気ない日常にめいっぱいの幸せを詰め込んでくれてありがとう。
おかげで今日も成長できてるぜ!!!

そんなことを感じてタイトルを見てみると、

「ママはキミと一緒にオトナになる」

…!!
まさにその通りなのです。

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