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感動させるとは?

こんにちは、けいこです。



今日は『感動』についてお話しします。



ちょっと長くなりますが

お付き合いいただけると嬉しいです。



情報発信をしていると、

ライティングなどを通じて

どうやったら

読み手を振りむかせられるか、とか



どうやったら

相手を感動させられるか、

なんて考えたりしますよね。



「心を動かすセールスライティング」



「死ぬほど感動する文章術」




煽る、煽らないだの、

ファン化なんて言葉もありますね。



私は常々そういうのを目にした時に

違和感を感じるんです。



今日はちょっと考えさせられた

動画をシェアしたいと思います。



オペラ歌手・音楽家の車田和寿さんの動画です。


https://youtu.be/dCWo1df9S6Q




普段クラシックが好きで

よく曲をYouTubeで

徘徊しながら聞くのですが



今回、「感動」に対して腑に落ちた

神動画に出会いました。



本来音楽って、

作曲家の喜びや悲しみの感情を受け取り



自分と照らし合わせることで

心と心が通い合い、

心が動かされるものだと思うのです。



この「感動させる」ということが

目的になってしまっている昨今、



そういった

演奏で感動させる方法とか

感動させる歌い方とか、



お客様を感動させたい、



という情報発信をしている

演奏家さんがとても多いそうです。



いわゆる「感動の安売り」


これって....。

コンテンツビジネス界にも

そういう風潮あるよな、と思いました。



車田さんは

「感動を与えたいと思っても

 感動させるような演奏は無理に近い」

とおっしゃっています。



理由として

「感動を与えたい」だと

何をやったらいいのか分からない。

その目的がはっきりしていないからだそうです。



以下車田さんの言葉を引用します。



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演奏家は

具体的にやらなきゃいけないことが

たくさんあります。




その具体的なことを

一つ一つやると作曲家が表現したかった

感情っていうのを

聴衆に届けることができるようになる。



そして聴衆が感動するかどうかは

それを受け取った聴衆次第。



そこから先は

演奏家が関与できることではない。



演奏家ができるのは、

その作曲家が残した感情の熱量を

できるだけアツアツのまま、聴衆に届けること。



音楽の喜びをどのようにして

表現したらいいんだろう?



音楽の楽しさをどのようにして

音として表現したらいいんだろうか?



こういったところを

具体的に音にして練習していくことが

音楽家の仕事。



だからしっかりやるべき作業に

意識が向いていないと

決して熱々の状態で届けることができない。



具体的なことがなんだかわからない状態で

感動感動って言っても

感動を届けられることはない。



まずはやるべき勉強をしっかりやる。



言葉というのは

多くの人が使えば使うほど

その重みというのを失ってしまいます。



音楽をやる上で

「人を感動させたい」というような

自分の活動を正当化させるような理由っていうのは

いらないと考えています。



自分が好きだからやる。



それだけで十分なんです。



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う〜〜〜〜〜ん。


唸りましたねえ。


ビジネスにも通ずるお話しだと思いませんか?



コンテンツビジネスをやる上で

人を感動させるために

表面的なノウハウを使うのではなく、



嘘だか本当だかわからない

実績をひけらかすのではなく、



自分の活動を正当化するのでもなく


ビジネスの基礎をしっかり学び

目の前の人の困ったことを解決していく。


そしてコンテンツやサービスを

コツコツ作っていく。



私は本当の「感動」を与えられる人になりたい。


そう強く思いました。



ここまで読んでくださり

ありがとうございました。

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