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中華の極めるなら、紅の腐った乳で。Find the truth in me。

腐った乳と書いて「腐乳」。その正体は腐してなお食材としての力を膨張させる旨味の閃光である。

▼紅辣腐乳

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腐乳は豆腐を麹で発酵させたもので強烈な刺激臭が特徴だが、今回紹介するのは「紅腐乳」、「紅」の字のごとく唐辛子等を加え発酵させることで腐乳がエクストリーム形態へ進化したもの。臭さと辛さのツインペダル、紅だーー!!


▼中身。瓶を開けた瞬間の戦争のような匂いに地獄を感じる

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yoshikiに食わせたら怒って帰らせることができる効能もある。


▼ドロドロの発酵液を纏った豆腐。紅色というかもうRusty nail色

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▼豆腐自体はこんな感じの色合い。ぎりぎり豆腐の形を保っている

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発酵食品的な刺激臭は唐辛子によって抑制されており、芳醇な旨味成分をつまみに酒が進む。辛い、旨い、酒を飲む、旨い、辛い、旨い酒を飲む、以下無限。


直食いも美味しいが、本領発揮するのは中華料理へ調味料として使用したときだ。


▼今日の食材は豚バラ、マイタケ、ターサイ。これで中国(2人前程度)を作る

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▼腐乳はこの固形物2つ分くらいを使用

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▼ごま油で豚肉を軽く炒めたら投下

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▼肉と絡めつつ強火で焼き付けて刺激臭を和らげ、旨味と辛みを際立たせる

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▼肉に火が通ったら野菜類を入れて軽く炒め、最後に紹興酒と醤油1:1の調味液を適量注ぎジューと言わせる

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▼調味液のアルコールが飛び味が絡んだら完成。腐乳中華炒め

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▼どうかしてるぜ、この旨さはよ、

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一口で完全に理解したね、中国4000年の真実を。

感じてみろ、叫んでみろ、心燃やせ。I Find the truth in me。中華を中華たらしめるもの何か、それは折り重なり赤く染まった発酵と発酵の狂気を絡み付けると一瞬のうちに甦る記憶に視界を閉ざされ笑いながら逃げてゆくお前の姿を見つめる傷ついた俺が立っているココこそが北京だったのだ。

これは紛れもなく(行ったことないけど)本場のテイストとグルーヴ、多層的で芳醇な旨味はその地で伝統を重ね受け継がれてきた「発酵」であり「土地」そのものを味わいに昇華させているためではないだろうか。私はそう解釈し、納得し、勝手に真実と受け止めた。今まで埋めることのできなかったプロ中華との差がこれで少しは埋まっただろう。


しかし、あの豆腐がこんなにも力強い旨味を持つなんて。驚きだよ全く。


とまあごちゃごちゃ申したが、要はとにかく旨いのだ。ご家庭の中華がLVアップするチート食材、大体の中華料理に「隠しきれない隠し味」として大活躍してくれこと間違い無しだ。

という訳で、さあお試しあれ。



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