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garactica


作詞作編曲:ちみしら


拾い集めていた 小さな僕の欠片は
大事に並べても 埃まみれのまま
君には見えない
窓を開けて 風が傷に染みる
遠くとも
光射した それが跳ね返った
本当の心 僅か届かずに
連れ出してよ 燻んだ目の向こう
何か見えた時には
君が見えた時には

継ぎ接ぎの胸から 聞こえる僕の鼓動は
叫んでいてもなお ノイズだらけならば
意味など生まない
耳を当てて 糸が傷に変わる
細くとも
剥がれ落ちた それが朽ちていった
本当の音を 何も奏でずに
触れないでよ 包んだ手を解く
君が消えた時に

ああ 枯れぬまま 濁り固まる
巡ることはもうないから
張ちきれそうで
潰されそうで
歪んだ指でなぞる

直に触れたそれが溶けていった
本当の姿 今も留めずに
「誤魔化してよ」
零した言葉から 瞳の中映った

流れ出した それは僅か染みた
本当のことを 何か告げたそうに
消えないでよ 解れた糸がまた
何か結った時には
君と結った時には



(c)Chimusira
(c)project - theWaterLand



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