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【授業紹介】アクセンチュア株式会社と連携した「インクルージョン&ダイバーシティ学習プログラム」を実施

地球市民学科の2年次必修授業「グループプロジェクト1」(指導教員:安斎徹教授)で、アクセンチュア株式会社と連携した「インクルージョン&ダイバーシティ学習プログラム」を実施しました。

総合コンサルティング会社であるアクセンチュア株式会社では、全ての人にとって平等な環境づくりが重要と考えており、「インクルージョン&ダイバーシティ」(I&D)を経営戦略と位置づけ、ジェンダー・イクオリティ、障がい者、 LGBTIQ+inclusion、クロスカルチャー・ダイバーシティ、Well-being の領域で様々な施策に取り組んでいます。2023 年リフィニティブの「ダイバーシティ&インクルージョン・インデックス」において過去6年間で4度目となる世界第 1 位に選出されるなど、その先端的な取り組みは高い評価を得ています。

地球市民学科が社会で活躍する課題解決型人材の育成に注力していることに賛同した同社は社会貢献活動の一環として、2021年度から同学科と連携し「インクルージョン&ダイバーシティ」をテーマにした学習プログラムを提供しています。

2024年5月22日には、同社より「インクルージョン&ダイバーシティ」へ注目が高まる背景やその構成要素、同社の具体的な取り組み事例について講義を受けました。その上で「インクルージョン&ダイバーシティ」に関する4つのテーマに関して個人や企業が取るべきアクションを提言するという課題が出されました。

学生は8つのグループに分かれてこれらの課題に取り組みました。6月5日には中間相談会として、同社の社員と意見交換を行い、方向性を確認しました。課題の発見、解決策の考案、事例の調査、提言のとりまとめ、プレゼンテーションの準備などを1か月かけて行いました。

2024年6月19日には提言発表会が行われ、①(ジェンダー)女性リーダー・管理職の割合 ②(ジェンダー)女性特有の身体の問題 ③(LGBTQ)LGBTQ社員への理解 ④(国籍)日本における外国人との共生、という4つのテーマに対して学生が独創的な提言を行いました。

提言の例:
・脱シンデレラの靴計画~スニーカーでもいいじゃない~
・女性ホルモンを管理するアプリの開発
・マナーも明記した外国人観光客向けのWEBサイトの作成

参加した学生からは「女性のキャリアについて、改めて深く考えることができた」「実際の社会問題から考えて実践できることを提案する難しさを感じたが、その分とても楽しく深く考えながらまとめることができた」「これから自分たちができることは何かを考え、実際に行動してみようと思う」「社会的な問題を学生の視点だけでなく、社会人の視点で聞くことができ、新しい発見に繋がった」「グループで1つのテーマを深堀りして考えることが楽しかった。同じ情報を見ても一人ひとりアイデアが異なっていたのが興味深かった」という感想が寄せられました。

2021年度の事例

2022年度の事例

2023年度の事例