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【高校での出張講義】北豊島高等学校で特別講義を実施

2024年5月~6月に地球市民学科の安斎徹教授が、高大連携協定校である北豊島高等学校の「Global Program」の2~3年生に対して計4回の特別講義の講師を務めました。

1926年に創立された荒川区にある北豊島高等学校では「社会で活躍できる女性」の育成を目標に掲げ、主体的に物事を考え、広い視野で総合的に判断し、コミュニケーションをとり協働するリベラルアーツ教育を行っています。

「Global Program」の2年生に対しては、特別講義「マーケティングとは何か?」を行いました。マーケティングとは、世の中の価値観やニーズを捉え、売れる商品と売れる仕組みを作ることを指し、私達の購買行動の裏側にはマーケティングが存在しています。5月14日にはマーケティングの意義や歴史的変遷、実行戦略、チョコレートを題材にしたワークなど を行いました。新たなチョコレートを企画するグループワークに取り組み、6月4日に商品企画の発表会、清泉女子大学における商品開発の事例紹介、新たなテーマパークを考えるワークを行いました。

参加した生徒からは「マーケティングについての講義はとてもためになった0から物を生み出すことが面白くて、たくさんのアイデアが思いついた」「人に何かを買ってもらい興味を持ってもらうためには、たくさんの工夫が必要だということを改めて実感した」「皆で意見を一つにすることが難しく、新しい商品を生み出すことがとても大変だと感じたが、商品が完成すると大きな達成感があった。皆のプレゼンも興味深かった」「アクティビティをたくさん交えていたのでとても楽しかった」「安斎先生の熱意や情熱が伝わって、もっと学びたいという気持ちになった」「清泉女子大学にもすごく興味がわいた。今年の夏休みはオープンキャンパスに行きます」という感想が寄せられました。

「Global Program」の3年生に対しては、地球市民学科で教えているモノの見方・考え方(コンセプト)を題材にした連続講義を行いました。5月9日は「ナッジって何?」で、「#ナッジ」(望ましい行動をとれるよう人を後押しするアプローチのことを指し、近年行動経済学の理論の1つとして注目を集めている)の意義や具体例に関する講義やワークを行いました。5月23日は「K-POPから学べること」で、メンバーの多国籍性から「#ダイバーシティ」、他国の歌手などとの共演から「#参加」、BTSの兵役問題から「#公平」、2018年にBTSが国連で世界中の若者たちに向けて行ったスピーチから「#行為規範」などを楽しく学びました。

参加した生徒からは「ナッジについて興味が湧いた。街中で活用されているナッジも見つけてみたい」「興味のあるK-POPがテーマの講義やディスカッションで、とても面白かった」「授業自体とても興味深く、聞くだけでなく自分で考えたり体を動かしたりするのも楽しかった」「ディスカッションが多い体験型の授業だったので、集中して授業を受けることができた」「講義を受けたことはとても貴重な経験だった。安斎ゼミにも興味が湧いた」「清泉女子大学について知ることもできる良い機会だった」という感想が寄せられました。

(ご参考)
北豊島高等学校

北豊島中学校・高等学校と高大連携協定を締結