詩『惑星』


君を惑わす星になれたらいいのに。
ロケットから放り出された私は宇宙に漂いながらそんなことを考える。
小さくっても1番煌めいてみせるから
私を見つけてほしいと願っているよ。
無限に続く時間が止まってもいい。
空気が無くなったっていい。
君と二人でいられる場所を私は宇宙と呼ぶようにするから。
私のところへきて、ただ手を繋いでいてほしい。

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