【1143回】「Why」でなく「What」で訊くのおさらい。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/152770#Voicy NewsPicksの記事と絡めて

【1143回】「Why」でなく「What」で訊くのおさらい。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/152770
#Voicy  
NewsPicksの記事と絡めて

いかがお過ごしでしょうか。
澤でございます。
今、NewsPicksの仕事の鉄人というですね。
これ7回シリーズの連載なんですけれども、今日、それの3回目がアップされました。
これ、7日間連続でですね、ずっと連載されていくんですけれども、今日は、それの3日目ということですね。
もうすごく、たくさんの人にPickしていただきまして、今の時点で365Picksかな。
初回はもう680picks、行ってますね。
いろんな人にピックしてもらってますけれども、今日のテーマはですね。
僕はまぁ昔全然、あのポンコツエンジニアで何もできなかった、何もわからなかったっていうところから、いろいろこう進んでいって、最終的にはマネージメントに職種を転換した後での僕の考え方というのをちょっと紹介をしたんですね。
これ何回か、このvoicyでも紹介をしてる内容なんですけれども、何かチームメンバーとかですね、後輩とか、そういった人たちに対して、アドバイスをしたりとか、何か指導するときに、あるいはそうですね、自分のチームメンバーが何か失敗をしてしまって、その理由を聞くときに、Whyで訊いてはいけませんよという話をしたんですね。
Why、つまり.何でっていう.そういう訊き方をするというのを避けましょうという、そういう話をしています。
これはあのーWhyで考えるって、すごく重要なんじゃないですかっていうふうに反応する方がいらっしゃると思うんですけど、これ重要なんですよ。
重要なんですけれども、それはどちらかというと、自発的に何かを考えるときにすごく効果のある思考だと、僕は理解してんですね。
Whyで考えるというときには、自分で何かの課題というのを感じ取って、それに対して.思考を深めていくというときには、すごく効果があるんですけれども、他者に対して、質問の形で向けるとですね、非常にこれは相手にとって受け取りづらい質問になりかねないよという話です。
なんでっていうふうに言うと、それに対する答えが、なんとなく、全部言い訳っぽく聞こえてしまう可能性があるというふうに僕は認識しているんですね。
ですので、何でっていうふうについつい聞きたくなっちゃうんですけれども。
その理由を知ったところで、特に問題が起きたときっていうのは、すぐに解決をするわけじゃないんですよね。
その人の内面のところというのを訊くよりも、解決をするのであれば、何が問題なのかというところにフォーカスした方がいいと。
何か問題があって、その問題に対して、例えば、失敗してしまった人と、そのマネージャーの人がフォーカスをして会話をするっていうのは、失敗してしまった人も自己分析であったりとか、原因の把握というところに思考向けることができるので、結果的には次の失敗っていうのを防ぐところにも効果が出るし、あるいは、自省する、自分が反省をしていくというマインドになりやすいわけですね。
ですけど、何でというふうに聞いちゃうとですね。
これ対立軸になりやすいんですよね。
そうすると、どうしても、いや何でも何もみたいな感じですね。
言い返したくなっちゃうかもしれないですが、何があったっていうと、いや実はこれがあって、非常にいいやすいというふうに僕は考えてます。
これ何かの文献で似たような考え方を見つけて、それを自分なりに言語化したのが、このWhyとWhatの部分ですね。
これになるんですけれども、何があったっていうふうに訊くという、もうこれをやるだけでもですね。
すごくマネジメントも楽になるし、マネジメントされる側もすごく気持ち的には楽になってくるんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
で、これは僕は仕事を意識しながら、ずっとお話をしてたんですけれども、実際にですね、これダイレクトにメッセージをくれた方もいらっしゃったんですが、子育てにこれすごく使えるというかですね。
使えるっていうと、ちょっと言い方悪いのかもしれないんですけれども、子育てにも応用が十分効くし、考えてみたら、自分の子供に対しては、ついつい、何か失敗したり、腹が立ったときに、なんでそんなことするのというような聞き方をしていたというのを気づいた方がすごく多いみたいなんですね。
ボクは子供がいないので、この子育てという分野に関しては、当事者としては語ることできないですけれども、確かに、アプローチとしてはすごく似ているし、特にお子さんの場合だと、何でっていうふうに言われてもですね。
それに対して、答えるだけの、例えば、言語能力だったりとか、経験値だったりとか、そういったものっていうのを備えていないと、めちゃくちゃ、ストレスになっちゃう可能性あるんですよね。
そうすると、隠したり、嘘をついたりっていうことをしたくなるようなマインドセットが醸成される可能性があるかなと思うんですね。
それが何があったというふうに聞いた場合には、その子供の興味対象とか、物の見方とか、思考のパターンとかっていうのをそこから手繰り寄せることができるかなぁというふうに考えます。
つまり、ある対象があり、それに対して、どういう興味の持ち方をしているのかというのは、何があった。
Whatの訊き方をすることによって、そのWhatをどういうふうに捉えているのかという、その視点を知ることができると思うんですね。
ですので、Whyで聞くよりも、Whatに訊いた方が、結局のところ、相手の視点を知ることがしやすくなるし、そして、結果的にはですね。
相手から得られる情報も大きくなって、相互理解が進んでいく確率が上がってくるんじゃないかなと思ってます。
そして、そのWhatが明らかになった後は、Howで聞くんですね。
どうやる、そのHowの後にくっついてくるのは、How can I help you?
つまり、どうやってあなたを助けることができますかという、そういう質問をしてあげると、そのWhatに対して、一緒に取り組むというですね。
チームを作ることができるということなんですよね。
どうやったら、そういうふうにならないようにできるのかなというふうに考えると、そうすると、その問題である、Whatっていうのを解決するということに前向きな気持ちにお互いなれるわけですよね。
こういう会話術というのを意識するだけでも、結構、世の中、変わってくるんじゃないかなというふうに僕は思ったんですけど、どうでしょうかね。
ちなみにWhyで訊きたくなっちゃう人っていうのは、すごーく、もともとナチュラルに仕事ができる人だったりとか、あるいは、そうですね、失敗体験が少ない人に多いのかもしれないなという、これはあくまで僕の勝手な仮説なんですけれども、そういうふうに立ててるんですね。
なんでかっていうと、自分はできるのにその人ができない、理由がわからないからですね、想像もできないと。
なんでこんな簡単なことができないんだろうかというふうに、ついつい思っちゃって、その素朴な疑問として、なんでできないのというセリフが浮かんできちゃうんじゃないかなと思うんですね。
これは別に責めてるわけでも、相手に対して、ネガティブな感情を持ってるわけでなくても、ついそう言いたくなっちゃうという、そういうメカニズムがあっても全然、不思議じゃないなと思ってるんですね。
ですけど、やっぱりこれはですね、Whyっていうふうに聞かれると、なんとなく、Becauseというのが、言い訳がましく聞こえてしまうんじゃないかというのがですね。
ボクは割と自然な思考なんじゃないかというふうに考えてます。
ですので、Whyで訊くんじゃなくて、Whatで訊くっていうのは、即効性が結構ありますので、ちょっと、普段の会話で試してみてもらったらいいんじゃないかなと思いますし、そしてですね、自分がチームメンバー、あるいは、お子さんに対して、どういう訊き方をしてたかなっていうのをちょっと振り返ってみていただいてですね。
そして、そのときにどんな情報が相手から得られたんだっけというのを考えてみてください。
そして、次に訊くときにはWhatで訊いてみようと、そしてWhatで得られた情報ってのが、Whyで訊いたときと、どういうふうに違うのかというのを自分なりに観察をするとですね。
いろいろと見えてくることがあるんじゃないかなというふうに思います。
このWhy、What、それから、Howの三つの疑問系の話ってのは多分、今後のvoicyでも何度か復習がてら、お話をすることになるかと思いますけれども、それぐらい僕はですね、コミュニケーションの中で、すごく大事なことだと認識をしているというふうに思っていただければと思います。

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