【1149回】違う意見を言える空気を持ってる人がリーダー。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/154644#Voicy 伊藤羊一さんが真のリーダーである所以。

【1149回】違う意見を言える空気を持ってる人がリーダー。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/154644
#Voicy  
伊藤羊一さんが真のリーダーである所以。

いかがお過ごしでしょうか。
澤でございます。
今日はですね、このvoicyでも何度か話に登場したりとか、実際、対談をさせてもらったりとかした伊藤羊一さんをちょっとネタにお話をしようかなと思うんですけれども、羊一さんはですね、僕にとって、非常に親しい友人であり、そして、武蔵野大学では彼は学部長をやられているので、僕はその配下ですね、教員やらせてもらうことになってますし、そして、何よりもですね、もうリーダーとして、めっちゃ尊敬してるんですね。
そして、それを再認識する出来事が今日、ちょっとあったので、その話をしようかなと思うんですけれども、これはですね、ヤフーアカデミア、今はゼットアカデミアと言ってるのかな。
ずっとそちらの方で学長されていて、リーダーシップだったりとか、そういったことを教えてらっしゃるんですけれども。
今日はですね、フェイスブックで、あるトピックを取り上げていて、俺はそれ好きじゃないって書いてあったんですね。
これ、何かっていうと、昨日の日経新聞や朝日新聞の見開きでですね、全面広告が出ていて、それは、宝島社という雑誌とかを出してる会社ですね。
出版社の広告だったんですが、竹槍を持っている少女たち、これは本当に昭和の初期の頃に学徒出陣とかっていうなキーワードが飛び交ってる時代に撮られたものだと思うんですけれども。
その少女たちが竹槍を構えているという、そういう写真+真っ赤なコロナウイルスの拡大写真ってのがあしらわれていて、全体をよく見ると、なんとなく日の丸にも見えるっていうやつですね。
そちらを全面にどんと出して、要は、ちょっと政治を皮肉ったというか、攻撃するようなそういったものが書かれてたんですね。
よかったら、ちょっとこれ広告見ていただきたいんですけれども、多分どっかに出てると思いますんで。
それを見てですね、羊一さんは、それを好きじゃないというふうにおっしゃったんですね。
これはあくまでも、俺は好きじゃないというふうな書き方をしただけであって、これは間違っているとかですね、そういったジャッジをしたわけじゃないと、あくまでも、自分の主観、感想というのを述べてるだけの書き込みだったんですけれども、ちなみに僕はこの広告って嫌いではないんですね。
何でかっていうと、雑誌というものは、割とそういう風刺というのも、一つのあり方だったりするので、
何か代替案を提供しなければならないとか、何か行動するためのメッセージを出さなきゃいけないとかって、全然思ってないので、むしろですね、全面広告なんて、めちゃくちゃお金のかかることに、こんなメッセージを出すっていうのは、これは面白いじゃんっていうような受け取り方をしたんですね。
ですので、めっちゃ支持するとか、これが大好きだとかは別に思わないんですけれども、そんなに嫌いではないと、そんなに何て言うんでしょうね。
特別な感情を持たなかったっていうのが、正直なところかな。
ですけど、割と、羊一さんのそのウォールには、私も好きじゃないですっていうふうにワーッと同調するような意見があふれてですね。
さらに、宝島社はこうこうこうだから、行けてないんだみたいな、そういう意見を述べる方もいると、もう、これはですね、誰がどんな意見を持ってもいいとは思うんですけれども、僕はそん中で、別にいいんじゃないっていうことで、マイノリティーの意見を述べたわけですね。
羊一さんの意見に同調する人たちがワーッと書いた中で、僕みたいにですね、そうは思わないよというような書き方をすると、人によっては、対立をしてきたんだなって、何か、喧嘩を売ってきたんだなって反対意見をぶつけてきて、自分に対して、何か論戦を吹っかけてきたんだなっていうふうに受け取る人もいるんですけど、羊一さん、全然そんなことないんですよね。
羊一さんというのは、そういう意見もあるよね、というふうに、他の人の違う意見っていうのをさっと受け入れるんですよね。
実は、それを僕は知っていたので、あえて羊一さんのウォールには、自分はそうは思わないですよということを書いたんですけれども、ぶっちゃけ、これ書いても書かなくてもいい内容のトピックではあったんですが、あえて、書いたのは、そういうことを書いたとしても、別に、僕も羊一さんも傷つかないし、お互いの関係にもひびが入らないし、その上で違う意見もあるんだよというのを言っておくのも、これはこれでありかなと思ったんで、僕は書き込みしたんですね。
こういう書き込みができる雰囲気っていうのをもともと持っているというのが、実は、羊一さんの圧倒的な強みであり、そして彼がリーダーたらしめる一つの要素かなと、僕は解釈しています。
要するに、彼はですね、違う意見とか、全く違うアプローチのことを受け入れるということを全く気にしていないというか、それをナチュラルにできる人なんですね。
ですので、彼が作る世界観ってのは、常に心理的安全性というのが、担保された状態で作られていると。
ですので、結果的に人が集まってきて、そして、お互いにフォローし合うような関係が自然とできるんじゃないかなと思うんですね。
こういう人が多くの人を動かしたりとか、みんなで何かをしようぜということをやるときに、成功確率がめっちゃ高いんですね。
何か、ものすごいポリシーがあって、それ以外のことは受け入れませんよという、結構、あのストロングスタイルの人もいますし、そういう形で成功する人ももちろんいるのは知ってはいるんですけれども、ただ、今の世の中ですね。
いろんな考え方があるということは、SNSやその他の様々なネットメディアの中で、みんな知ってるわけですよね。
ですので、違う意見というものをもう封殺してしまうというのは、なかなか難しい世の中になっているというか、そんなのは、ナンセンスわけですよね。
なので、いろんな考え方を受け入れていくというのが、すごく、重要なんじゃないかなと思うんですけれども。
そして、それがですね、匿名のやりとりとかだったら、ぶっちゃけ、本当にあんまり相手する必要ないかなと思って
、ツイッターなんかでうらがみされたら、僕も速攻ブロックしますからね。
これはお互いに氏素性というものが、ちゃんとわかった状態で、発言に対して、責任が取れる状態。
そして、お互い違う意見が交差したときに、お互いに受け入れるということができるのが、今後のコミュニケーションの中では、すごく重要になってくるかなと思いますし、それをいろんな人たちがワーッと言ってきたものも、一旦、受け止めてそれに対して、そういう考え方もあるよね。
だけど自分の考え方はこうだよ、だけど、やらなきゃいけないことはこうこうだから、一緒にこうやってやっていこうというふうに言える人が本物のリーダーなのかなあというふうに思います。
羊一さんは、それをですね、後から身につけたのか、何か勉強したのか、誰かに教わったのかは、細かくは聞いていないんですけれども、少なくともリーダーとして、そういうことができる、できないだったら、ものすごくできる人だと僕思ってますし、そういうことができるから、この例えば、武蔵野大学の教員というのも、容易さんにワーッと声掛けられて、みんな集まったんですけれども、細かい話聞かないんですよ、みんな。
羊一さんが言うんだったら大丈夫だろうという感じで、もう、みんな安請け合いしたっていう話なんですね。
これは本当のリーダーだと、そうやって人が集まってくるということの表れなのかなと思います。
これをお聴き聞きの方でですね、本当にリーダーになりたいなっていうふうに思ってる人。
リーダーシップを発揮したいなと思ってる人はですね。
何か強い意志を持って、それを強く言うということが必要なことだと思わないでほしいですね。
そういうアプローチも、もちろん選択肢の一つとしては、あるかもしれないんですけれども、最も重要なのは、他の違う意見というものをしなやかに受け入れることができるという、これがもうリーダーとしては絶対必要な資質なんじゃないかなと思うんですよね。
そして、これは決してですね、他の人の意見に流されるということとイコールには絶対ならないんですね。
自分の意見を曲げる必要は全然ないけれども、ただ他者の意見を受け入れないということは、これは絶対にリーダーとしては、やってはならないことだと僕は思っています。これが100%正解かどうかわからないですけれども、少なくともそういう人たちってのは結果的にリーダーシップを発揮する機会を逃すんじゃないかなと思うんですよね。
ということで、これからリーダーになりたいな、リーダーシップを発揮したいなという方は、まず違う意見、違う考え方があるということを再認識して、それを受け入れる練習をしようというふうに思ってもらえるといいかと思います。

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