【1141回】高学歴で仕事ができない人の記事を読んで。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/151923#Voicy 学歴と仕事の相関関係とは?

【1141回】高学歴で仕事ができない人の記事を読んで。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/151923
#Voicy  
学歴と仕事の相関関係とは?

いかがお過ごしでしょうか。
澤でございます。
さっきですね.なんとなくネットサーフィンしてたら、NewsPicksで高学歴だけど、仕事ができない人の記事が出てたんですね。
こちらですね、細かい話は記事読んでいただければ、わかるので、まずその記事を読んで、僕なりにあっ、確かにそれありうるような学歴が高い=仕事ができるとはならないし、そして、学歴が高いにもかかわらず、仕事ができないまま、ずっとキャリア積んじゃう人もいるような、そのメカニズムって何なんだろうなと思考を巡らせてみたんですね。
もちろんですね、学歴が高いっていうことは素晴らしいことですし、学歴が高い、すなわち、頭がいいということになりますので、例えば、何か与えられた設問を時間内に解く能力が高いとかですね。
何かの公式をすごく頭の中にたくさん入れているとかですね。
何かの物理法則っていうものを、すごーく細かく知っていて、それを説明することができるとかですね。
いずれにせよ、価値はあるわけですよね。
素晴らしいなと思うんですけれども、だけど、仕事というところに対して、それが適用できないってどういうことなのかなっていうのを、なんとなく頭の中で整理をしてみたんですけれども。
頭がいい、あるいは学歴が高いということは、なんというんでしょうね、要素なんですよね。
そして、その要素というものだけで、自分を高く評価してしまうと、結局、その要素というものを生かすということができない。
ここに尽きるんじゃないかと思うんですね。
例えばですけれども、すっごく足が速いという人がいたとすると、すごく、足が速くって、100m走に入れて、すごくいいタイムを出して優勝ができるというふうに考えると、これは要素がそのまんま適用できる、そういう競技が存在するので、これはそのまま価値が高いということになるんですね。
ですので、俺は足が速いんだぜ、ウェーイというのが、そのまんま価値になるので、あなたは素晴らしいというふうになるんですね。
ですけど、この足が速いということだけで勝負ができるというような単純な世界というのは、ビジネス、お仕事の世界にはなかなかないんですよね。
ですので、自分の持ってる要素というものが、そのまんま100%価値変換できるかっていうと、そうはならないというふうに言えるんじゃないかなと思うんですね。
つまり、足が速いというのだけで勝負ができずに、例えばそういう人がですね、サッカーをやりましょうとなると、確かにですね、足が速いということと、サッカーっていうのは、まあまあ相性がいいわけですね。
足の速さというものをサッカーの中で生かすことができれば、それは素晴らしいプレーヤーとして成功することができるかもしれないんですけれども。
ただ、サッカーっていうのは、ボール蹴らなきゃいけないですし、あるいはですね、相手とぶつかり合うかもしれないですし、そもそも11人でやるので、自分の立ち位置っていうのを常に意識しなきゃいけないですし、チームメンバーと意思疎通もしなきゃいけないですし、もっと言うと、ピッチの上だけじゃなくって控え室なんかでもお互い信頼関係を築くためのいろんな言動というものが求められるし、めちゃくちゃたくさんやんなきゃいけないことがあるわけですね。
その中で俺は足が速いんだぜ、ウェーイだけで勝負をしようとすると、これは当然のことながら、チームに貢献のしようがないということになるんですよね。
ですのでそうなると、あいつは、足が速いだけのやつだねということになるわけですね。
学歴が高いというのは、素晴らしいことなんだけれども、学歴が高いということだけに依存をしてしまうと、あの人は学歴が高いだけの人だよねという、かなり悲しい評価に陥るわけですよね。
これはなんとなくこうやって喋っていると、いや、そりゃそうだよね、そんなことわかってるよというふうに思いなるかもしれないんですけれども、今、これは学歴というのを一つピックアップしてお話をしてますけれども、他のことにも全部応用が利くんですよね。
過去の何かの実績があるとかですね。
営業の世界では、すごく、成績が良かったとかですね。
何らかそういう一点突破型の過去の実績っていうのだけで仕事が俺はできるんだぜというふうに自分で評価をするのは極めて危険ということになるんですね。
営業でトップセールスを張っていたからといって、その人がマネジメントができるかっていうとこで、全然違う競技になりますので、そのまんまその要素というのが応用できるわけではないんですよね。
ですのでそこの部分で、うぬぼれてしまうと、非常に危険な状態になると。
だけど、もしその人が自分の評価というのを過去のそういった実績だけに求めてしまうと、自分が何でいけてないのかというものを客観視するということはできないんですよね。
これが非常に厄介ということになります。
特に与えられるポジション、過去に何かの要素が評価をされて、それによってポジションを与えられてしまうと、どうしても、その要素に依存した形でそのポジションをキープしようっていうのがですね。
割とこれ自然な思考なんじゃないかなと思うんですね。
過去の成功体験を断ち切って、とりあえず、これは別世界のものなんだというふうに思い直すことができる人って実はそんなに多くないんじゃないかと思うんですね。
これ、実際にやりきった、あるすごく偉大な人がいるんですけど、これ王貞治さんらしいんですね。
僕は、王さんと直接話をしたわけではないので、これはもちろん伝聞だったり、記事だったり、見ただけなんですけれども、王貞治さんは世界の王さんですよね。
もうスーパースターでですね、まぁ若い方、ちょっとよくわからないかもしれないですけど、そういった人は、お父さんお母さんもしくは、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてください。
王貞治さんって超すごかったんですね。
ホームラン、めっちゃ打った巨人軍の4番バッターだったんですけれども、その方が引退した後、助監督というのをずっと長年やられてたんですね。
そして、その間にマネジメント何たるかということをずっと、一生懸命勉強したんだそうです。
そうしないと、過去のホームランを打っていた王貞治という、そっちの方のキャラクターが前に出てしまうと、これおそらくは自分自身のマインドセットもそうだし、周囲の評価というのもあったと思うんですね。
多分、これはバッターとしてホームランをたくさん打つ能力っていうのと、チームを率いるという能力は全然、別物なんだということを認識、ご自身でされたのか。
あるいは、周りの方の助言なのかわかりませんけれども、いずれにせよ、世界のホームラン王という肩書きではなくて、あくまでも、マネージメントの初心者として、野球界残ったというところが素晴らしいなというふうに思うわけですね。
結果として、王貞治さんという人は、監督としてもすごくいい成績を残されたわけですよね。
ということで、やっぱりこれは1回アップデートする期間っていうのが、あの王貞治さんですら、必要だったわけですね。
これはもう、1サラリーマンだったりとか、1ビジネスパーソンであれば、相当意識をしないと、過去の成功体験というところで、なかなかアップデートができないなんてことに陥りやすいんじゃないかなと思います。
僕自身もそうでしたからね。
相当気をつけないと、どうしても過去の実績っていうところに、依存したくなっちゃうんですよね。
その方が自尊心を維持するには簡単ですからね。
そして、過去の実績というものは変化はしないので、それを持ち出されると否定しにくいんですよね、相手も。
ですけど、やっぱりこれはですね、あくまでも、過去の話なので、それはそれとして置いとかなきゃいけないっていうことになるかと思います。
僕は幸い、あの性格的には、過去の成功って割とすぐ忘れられる方ではあるので、そこに関してはあんまり苦労はしなかったんですけれども、例えば、自己肯定感が高い人とかで、かつ、過去にすごく良い実績を残した人とかもしかしたらちょっとこのマインドセットのアップデートに苦労されるのかもしれないですね。
その辺は僕自身はちょっとあの感覚的によくわからないですけれども、いずれにせよ、何か高学歴を誇っていたりとかですね、あるいは何かMBをA持っているとかですね。
何かのすごく過去の栄光というのを大きなものを持っているとかっていう方こそ、一旦、それを捨てる勇気というものを持った方がいいのかもしれないなというふうに思いましたね。
そして、その手放し方というのを常に考えておくというのが、結局、自分の人生を豊かにする上ではすごく大事なんじゃないかなというふうに思います。

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