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組織のゴールを定量化しよう

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

今、私がdsc(現職)にいる大きな理由である。

小中高の球友は知っていると思うが、スポーツの世界にいたときは圧倒的な『個人主義×結果主義』というタイプ。誰よりも早く、最短距離で進みたい。早く勝ちたい、早く上手くなりたい、早く達成したい。そんな人間だった。

これを変えてくれたのは紛れもない大泉高校野球部とdscだった。

なぜそうなったかは割愛するが、go togetherという価値観を得た要因はその目標もその過程も『難しく、豊かである』ということだ。

それはさておき、私はこの生き方を選んだ。目標の作り方もわからない、仕事もしたことがない、チームで歩んだ経験もあまりない。そんな状態の中、事業を立ち上げ、6年間ずっと模索し続け、辿り着いた課題が『組織のゴールの定量化』という問題である。

今日はこの課題についての現状の意見を述べていきたいが、この記事のゴールはディスカッションである。私の年代である91世代は多方面で活躍をし、社長、役員、部長、マネージャーなどビジネス界で組織を担っているものいれば、スポーツ界で代表の主将やクラブ責任者などもいる。*91世代すごい

何もわからなかった自分が今までどうこの課題へと辿り着いたのかを記すことで、友人や関係者とディスカッションをしたい。そういう気持ちになったのが1番の理由である。

なので、今日は

・最初の3年はまず、自分が『できる』
・マネージャーって何?考え/役割/責任領域
・組織のゴールを定量化することに悩む日々

という3点を書いていきたいと思う

1.最初の3年はまず、自分が『できる』

ベンチャージョインあるあるだが、『自由/裁量』はあるが何も存在しない。それがファーストキャリアのスタートだった。どれくらい存在しないかは経験しないとわからないと思うが、、、笑

・福利厚生/ボーナスなし
・商材なし/戦略なし/お客さんなし
・研修なし/指導なし

えっと、、、、今日は何しようかな?というのが2014/4/1という仕事の始まりだった。

そこからビジョンを作り、ビジネスモデルを描き、パートナー探しに奔走した。有名大学3校とビジョン共感してくれた大手ナビと業務提携が確定し、最低限の売り上げ目処はたった。

そこからはひたすら走り続けた。1円を稼ぐことが難しいと感じたからこそ、ニューアスリートを育成するというビジョンからはブレずに、1件1件を積み重ねていけるよう走り続けた。

・2000名の集客ができるようになり
・法人営業で新規獲得/契約ができるようになり
・講師として大学で講座を提供できるようになり
・紹介業として学生のキャリアを決めれるようになった

売り上げが1000万、2000万、3000万と積み上げれるようになり、プレイヤーとしての自信もこの領域で勝てるという戦略も見えてきた。
最悪、会社が潰れてもどこかしらで食っていける。営業としてならどこでも稼げる。そんな自信がついたからこそ、あえてこの会社でもっと挑戦したいと思った。この先輩たちと『スポーツで日本の未来をつくる』というビジョンも『ニューアスリートを育成する』という自分のミッションも。

あとはチームを大きくしていく、そんなフェーズとなった。

2.マネージャーって何?考え/役割/責任領域

4年目、5年目、6年目と後輩が入ってきた。自分よりも正直、頭のいい子たちばかり。絶対にできる。本当に採用に成功したなと心から思ったし、未来にワクワクした。それは今でも覚えてる。

しかし、マネージャーって改めてなんだろう。

・ビジョンを再定義し続けること
・事業モデルを構築すること
・それぞれのKPIと戦略を構築すること
・全員の給与の保証ができるくらい売上をあげること

それは後輩がいなくても、ずっとやってきた。むしろ、そこすらもできるからいけるっしょ。と思ってた。

けど、時間がたつにつれて、どんどんおかしくなっていく。周りのみんなが心地よく仕事ができてないように感じていく。なぜ、そうなるか正直わからなくて、『まぁ、、、最初だし、仕方ないよね』くらいに思ってた。きっとわからないから目を背けていた。

背けても、背けても目の前に後輩たちがいる。自分の売上に没頭し、みんなが失敗してもいい環境を作ろうと本気で思い、走ってたけどきっと『今自分ができること』に逃げていた。本当はもっとチームメイトに耳を傾けるべきだった。

そんな悩みを半年くらいずっと重ね、本当にしんどい日々を過ごしてきた後に訪れたのが、『後輩を大事にすること』というシンプルな原点の気持ちだった。

昔は『大事にする=自由/裁量』を与えることだと心から思っていた。

失敗してもいい。きっとそれは経験になるし、模索する過程はきっと将来の糧になる。そう心から思っていた。給与の保証は全て自分がすればいい。

しかし、現実は違った。もっともっと心を大事にすべきだったし、やり方を教えるべきだった。

・新たな挑戦をすることは不安であること
・目標に近づけていけない怖さがあること
・模索段階だからこそ、成長を感じられないこと
・チームなのに、孤立を感じること

3年目の時くらいに上司に言われた言葉を思い出した。
『人ってそんなに強くない。だからこそ、みんなでやるんだよ』

本当に忘れてた。昔から一匹狼で孤立することも多く、全て結果で跳ね返してきた自分はその状況にきっと慣れてしまい、当たり前だと思っていた。

一人一人が独立するくらいの状態を理想としてたが、今は違う。
『もっと共に歩める組織にしたい』と心から願ってる。

・一人ではなく、みんなで経験すること
・一人が教えるのではなく、みんなで教え合うこと
・一人で勝つのではなく、みんなで勝つこと

IからWEに主語を変え、ゴールに向かうようになった時、本当に楽になった。

まだまだ、完璧なマネージャーではないし、できないことなんてたくさんある。『マジこれむり。わからん』ってなることなんて毎日。

けど、みんなも楽しそうになったし、自分ももっと楽しくなった。
Iの結果よりもWEの結果のが難しいけど、10倍楽しいということも学んだ。

だから、マネージャーの定義って

・考え:Iではなく、WEで考えること
・役割:WEの未来に対して 目標/戦略/実行を共に行うこと
・責任領域:マインドから売上までその全てを担うこと

こうだと思う。きっと今までなら考えはIのみだったし、役割は共にではなく、やらせることだったし、責任領域は売上だけだった。

失ったものもたくさんあったけど、得たものもたくさんあった。本当に気づかせてくれた後輩たちには心から感謝をしたい。

3.組織のゴールを定量化することに悩む日々

今の悩みはここである。組織のゴールってなんだろうか。誤解されるかもしれないが、定量化するとなると『売上』がゴールに結論なりそうだが、あまり今の売上をを求めてないからこそ、そこをゴールにすることに疑問を感じてしまう。

少し、今考えてる理想の組織を定義したい

・ビジョンへ共に歩める組織 支え/助け/成長
・全社員の豊かなライフスタイルの実現 
・時代に合わせたプロダクトを生み出し続けられか

この3点であり、上からの順番でプライオリティがあると考えている。
この理想状態である組織にどれだけ近づけたかを測りたい。定量化したいというのが私の今の悩みである。

・共に歩んでるという状態をどう測るべきか?
・豊かなライフスタイルをどう測るべきか?
・時代にあったプロダクトをどう測るべきか?

最後のプロダクトで言えば、きっと売上と生産性でいいかもしれない。
しかし、その他2つはどうだろうか?

共に歩めてる状態はエンゲージメントだろうか?
ライフスタイルは時間・お金・場所の自由化だろうか?

組織を1歩前に進めるための目標が欲しい。きっとこれからも企業がどうあるべきかという問いが続き、様々な指標が生まれると思う。
納得いく指標を創り、目指していく。そんな今までは想像もできなかった組織に向かってgo togetherできるようにしていきたい。

最後に

きっとこれを読んでくれた友人、関係者、その他の方もきっとこういった組織について悩み、変わり、今もきっと悪戦苦闘し、少しづつ前に進んでると思う。

ぜひ、議論を重ねさせて欲しい。

こういったことに興味を持ってる同士が集まり、情報を重ね合わせることにより、既存の組織への貢献がきっとできると思う。

ぜひ、少しでも共感をしていただけたらtwitterへDMをもらえると幸いです。

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