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医学部再受験を始める前に知っておくべきこと

今回は、タイトル通り「医学部再受験を始める前に知っておくべきこと」を書いていきます。

私自身も再受験入学なので、再受験に対しては個人的には非常に前向きです。しかし、塾で指導する上で「最初の認識不足ゆえに医学部受験のハードルを超えられない」人も多いなと感じています。

その「認識不足」について今回はお話しします。
(本記事では「再試験の厳しさ」をお話しするので少しマイナスな内容になってしまうことをご了承ください)

社会人から医学部に入り直す2つのルート

大学卒業後「医学部に入り直したい」という目標ができた時のルートとしては2つあります。

①学士編入
②一般入試

①と②どちらで進めるべきか?については学士編入向け予備校「河合塾KALS」さんのサイトがわかりやすいので、そちら参照してください。

この記事では「②一般受験」についてお話しします。

医学部再受験、成功率は20%!?

何を持って「20%」とされているかエビデンスは不明ですが、個人的にはあながち間違いではないなという印象です。

理由としては、「現状の大学や仕事が不満だしなんとなくやってみるか」という気持ちで目指す層が含まれているから、です。

一方、旧帝大・早慶・医療系資格取得者など、そもそも勉強習慣や基礎学力がある方が目指すとなると合格率はもう少し上がるのではないかと予想します。

再受験を始める前に知っておくべきこと


勉強を本格的に開始するにあたって

・再受験勉強スタート時の自分の立ち位置の把握
・再受験にかけられる年月、お金の準備

が必要です。

立ち位置を把握する上で一番わかりやすい指標は学歴です。理由は、旧帝大・早慶以上の学歴は医学部受験を乗り越えるために必要な

「勉強習慣がある」
「効率の良い勉強方法を実践できる」
「各教科の基礎レベルはインプット出来ている」

の証明になるからです。

では、「学歴がなければ不可能なのか?」

勿論、不可能ではありません!

完全に初学の状態(大学進学していない・高校の時に勉強していない)から合格された方もいらっしゃいます。

しかし、既に「学歴がある方」と比較するとかなり厳しい戦いになるので相当な覚悟が必要だと感じます。

初学の場合、下図「青の部分」を埋める期間と努力が必要になります。(ここが大変)

医学部一般受験において戦う相手は「勉強習慣があり真面目な公立高校生」や「幼少期から中学受験・塾・予備校に課金されまくった御子息御令嬢」が大多数です。彼らは小〜中〜高にかけて↑青の部分を積み重ねてきています。

そんな彼らに勝つ必要があるのです。

再受験成功者が「ゼロから初めて合格」と謳っている場合がありますが、果たして本当にゼロなのか?はよく見極める必要がある、と感じています。ちなみに私が想定するゼロは「中1の英語数学も理解できないレベル」ですが、旧帝大の文系卒業の方が「ゼロから」と言ってたりします。その方がゼロだったのは「数学」だけでその他でかなりのアドバンテージを持って始められています。信じる情報の選別も要注意です。

つらつらと厳しいお話をさせていただきました。
ムカついている人もいるかもしれません。ごめんなさい、、

「それでもやったるわ!」という方へ
次は「再受験を始める前に決めておいた方が良いこと」についてのお話です。

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