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祝!成人「どうせ大人になっても」と嘆く新成人の皆さんに伝えたい、エンタメ視点で「オトナになってよかった」コト。

新成人を迎えた皆さん
おめでとうございます。

色んな偉い人が、それこそ掃いて捨てるほど

コロナ禍で大変ですが
「社会に貢献する大人になって下さい」とか

大人になるにあたっての為になるメッセージを
発信すると思うので、お任せして、

エンタメ視点で、確実にオトナになって良かったと思うこと

をお伝えします。

それは

酒が飲めるという事です。

当たり前すぎて
それがどうしたっ!と
怒る方もいるかもしれません。

ましてや今は飲まない人が増えているし
会社で飲み会強制とか時代遅れの世の中です。

が、ひとつ思い出してください。

アナタがこれまで触れてきて感動した

あの作品のお酒が出てくるシーンを。


未成年の時に触れて感動した

あの映画、小説、マンガ、舞台、
絵画、音楽、ミュージカル、演劇、落語、etc

古今東西エンタメの世界で登場した
「あのお酒」を自分で飲んでみる事が出来るようになるんです。

ほら、ちょっとワクワクしてきたでしょ?

映画館とか行かないし、小説とか読まないしという人でも

Netflix
「梨泰院クラス」パク・セロイ
父と酌み交わす酒
タンバムで仲間と飲むシーン

「愛の不時着」
ユン・セリリ・ジョンヒョン
韓国焼酎を飲みながら「酔っているから」と
北に帰りたくないと本音を漏らすシーン

なら思い出せるはずです。

小説を読まなくてもマンガの世界だってお酒はあちこちで
出てきます。

グルメ漫画の名作「美味しんぼ」には
再三にわたり「究極VS至高」の対決で料理と合うおいしそうなお酒が
登場しますし

ワインといえば
「神の雫」

日本酒なら
「夏子の酒」

ビールだとちょっと変化球ですが
「賭博黙示録 カイジ」の地下労働でのビール
キンキンに冷えてやがる!「悪魔的だっ!」だって外せません・・・

「名探偵コナン」では
再三に渡り、犯人が毒をもったりと犯行の現場となり
劇場版 「紺青の拳」ではシンガポール・スリング発祥の
ラッフルズホテルのバーすら出てきちゃいます。

ヒーロー漫画だってお酒は大事な役目を果たします。

「ONE PIECE」でもルフィ赤ひげのシャンクスから

酒の席での男の振る舞いを学んだり
大きな戦いの後の宴で仲間たちと酔いしれたり

歴史漫画だって
「キングダム」でも主人公の飛信隊の皆で
勝ち戦の後の勝利の美酒に酔いしれて
集団の仲間との「喜び」が描かれています。(戦の時よりも尾平が活き活きしてたり。)

女性視点だとアラサー女子が主人公の
「酒と恋には酔って然るべき」
とかも飲むようになったらおススメの作品です。
だったりします。

小説も実はお酒のシーンの宝庫です。

ヘミング・ウェイ「老人と海」から始まって
各国のハードボイルド小説から恋愛小説
推理小説には必ず登場しますし、実は子どものころから酒の出てくる小説をみんな読んでいるんです。

さんざん教科書や読書感想文の課題図書で読まされた
夏目漱石の小説「こころ」「坊ちゃん」「三四郎」
だって意識してなかったでしょうが
結構、お酒のシーン出てくるんです。
「こころ」とか飲むようになってから読むといいですよ)

タイトル直球でいえば
東 直己さんの小説
「探偵はバーにいる」なんてのもありますし

原田マハさんの「風のマジム」

森見登美彦さん
「夜は短し歩けよ乙女」

なんかもおすすめです。

中島らもさんの名作
「今夜すべてのバーで」
までいくと
アルコール依存症の話なので
飲み過ぎ注意ですが・・・・

映画だって今は配信で観れますので

古くは「カサブランカ」
「君の瞳に乾杯」のハンフリーボガードの名台詞に始まり、

コロナ対応でスタッフに激怒りで話題になった
トム・クルーズ若かりし姿が印象的な「カクテル」
「007シリーズ」「ゴッド・ファーザー」といった王道シリーズ

ワインの話なら「サイドウェイ」ドキュメンタリー映画で「世界一美しいボルドーの秘密」なんてのもあって、結婚式や恋愛シーンが多く描かれる映画ではレストラン・バー・場所問わずお酒が頻繁に登場します。

(韓流だと「猟奇的な彼女」という酒癖悪いけど可愛い彼女が出てくる作品もあります)

落語なら
「試し酒」「親子酒」といった
酒を酌み交わしながらの会話の妙を楽しむ演目から
酒も飲まずに酔ったふりなんていう「長屋の花見」という
演目もありますし

歌舞伎だって
勘三郎、勘九郎の定番「大江山酒吞童子」
歌舞伎に浄瑠璃の名作「艶容女舞衣」(はですがた おんな まいぎぬ)
なんてのもあります。

音楽だって、それこそ歌詞に出てくる曲を取り上げていたら
きりがありません・・・・

モエ・エ・シャンドンが冒頭に登場する
QUEEN「Kiler Queen」

吉田拓郎さんの「ペニー・レインでバーボン」

紅白歌合戦の「楽園」が話題だった玉置浩二さんの
安全地帯の名曲「ワインレッドの心」

スキマスイッチ「飲みに来ないか」

ほか、多くのアーティストが歌詞の題材にしています。

世界に目を向ければ古くは
「バッカス」というギリシャ神話の酒の神様がいるぐらいですから

古典といわれるシェークスピアだって戯曲で「酒宴の歌」なんて作品で
「飲めや 歌えや」ってやってますし、それだけで世界中の人と談義が進むこと間違いなしです。

今はコロナで休館中の美術館も多いですが
美術館所蔵の名作をはじめ、世界各国に所蔵されている
絵画を始めとする芸術作品だってお酒をモチーフとした
作品は幾星霜です。

カラバッジョ「バッカス」
ラファエロ 「クピドとプシュケの結婚」                フェルメール「紳士とワインを飲む女(ぶどう酒のグラス)」
ルノワール 「舟遊びをする人々の昼食」                マネ「フォリー・ベルシェールのバー」
ドガ「アブサンを飲む人(カフェにて)」や
ピエール・ボナールの「フランス=シャンパーニュ」

そのほかタイトルはついてなくても、アルフォンス・ミュシャのポスター、パブロ・ピカソモネロートレックの作品でも酒や酒場・酒宴を題材にしたものは少なくありません。。

日本でも
葛飾北斎 「冨嶽三十六景 青山 円座松」
歌川広重 「江戸名所 御殿山花盛」
三代歌川豊国(歌川国貞) 「白酒売 中村芝翫」

など浮世絵の頃から酒が登場する作品を楽しめます。

だいぶ長くなってしまいましたが(今後の課題ですね。推敲が必要だな) とにかく言い出したらキリがないぐらい
古今東西のエンタメに酒って登場するんです。

作品に多くの酒のシーンが登場してくる
夏目漱石は下戸だったと言いますが
それでも数多くの作品にお酒のシーンが表現したという事は
人間の心理描写にお酒が効果的だということなんでしょうね。

無理して飲む必要は全くないですが
「飲もうと思ったら飲める」という
新しいパスポートを持って                      今まで触れていたエンタメの世界で旅が出来るようになったと思って、
楽しんでみてください。何でこんな演出だったのか、こんな演技だったのか、セリフだったのか、感じることも変わってくるはずで、新しい気づきによる感動があるはずです。

是非、自分の好きな作品片手にお酒を飲む楽しさ
人生の楽しみ方のひとつに加えて
オトナを楽しんでみてください。

(酔って暴れたりするのはエンタメの中だけに留めてくださいね。下戸なら飲まないで瓶だけ眺める手もあります)

古今東西のエンタメと共に

祝!成人に乾杯。

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