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公務員にお勧めの資格とは?

結論

公務員の職務に役立つ資格というのは、専門職を除いてほぼ無いので、自分の興味やキャリア(ライフ)プランに合わせて取得していくのがお勧めです。

在職中にどんな資格を取ったか

順不同ですが覚えている限りで

  • 2級土木施工管理技士

  • 1級土木施工管理技士

  • 2級管工事施工管理技士

  • 技術士補

  • ITパスポート

  • 秘書検定

  • 日商簿記2級

なんで資格を取ったのか

とりあえず私の業務のメインストリームは土木関係だったので、その分野で取れそうな資格を取っていった感じでしたね。
後は宅建とかを取っとけば良かったなあというところでしょうか。
他のこまごました奴は、どちらかというと学生時代から少し期間が空いてしまったため、「試験慣れ」を兼ねて取得した感じです。

資格は業務の役に立ったか

私の場合は立ちませんでした。
資格を取ったから知識がついて役に立つ、というケースはないでしょう。
何故なら大抵の業務は法律に基づいて運用していくことになるため、マニュアル化されていることがほとんどです。イレギュラーなケースはその都度調べて対応するので、困ることはないですよね。
資格を持っていて役に立つとしたら、話のネタになる程度ですし、だからといって我々行政側よりスペシャリストな人にマウント取れるなんてことは無いでしょう。

どんなケースで資格が役に立つか

①業務とリンクしている場合

例えば税関係の部署ならFPとか持っていれば実際の仕事に役立つでしょうし、企業会計に携わるなら簿記あればいいですよね。

②資格が無いと成り立たない職種の場合

保健士とか社会福祉士とか建築士とか図書館司書とか、業務上資格取得者がいなくてはならない職種の場合は、当然のことながら資格が必要です。
もっとも、採用時点で持っている必要があったりですけど。

③転職する場合

転職する場合には資格があると職務経歴書が華やかになります選択肢が広がります。
公務員の仕事についてPRすることよりも、「資格持ってます!是非!」の方がアピールしやすいでしょうね。
自分が進みたい業界が決まっているなら、その分野の資格をあらかじめ取っておくことは転職の準備の一環になります。

④勉強するため

世の中には試験ギリギリにならないと勉強できない人がいます。そういう人は資格試験を申し込めば、勉強せざるを得なくなります。資格も取れて勉強する習慣も身について一石二鳥ですね。

雑感

ここまでつらつらと書いてみましたが、資格は学歴みたいなものです。自分がどんな人か、ということを説明するとき、この分野では最低限のラインは超えてますよ、という証明になるかなという感じです。
で、聞かれないと学歴を話すことなんて普通ないですよね。「こんにちは、自分は○○卒の職員なんですけど、今日はどうしました?」てな感じで自分から学歴をひけらかす人は陰で軽蔑されます。当たり前です。
同じように業者さんの真似(※)して名刺につらつらと自分が持っている資格を書き込んで悦に浸っている職員がたまにいるのですが、その資格を前面に出す必要は?とついつい思ってしまいます。
公務員の場合は資格を取らないと基本的に昇給はできないとか、降格すると言ったことは無いのですから、資格取得について極端に構える必要はありません。取りたくなったら勉強するくらいの意気込みで大丈夫です。
私も直接業務に関係ない資格で、プロジェクトマネージャ試験の勉強をしていたことがありました。この資格はIT関係ですが、試験内容的に経営とか企画の分野でも役に立つのではと思います。そういった観点で資格を選んでもよいと思いますよ。結局受けていないですが

※民間企業であれば、その資格が無いと携わることのできない仕事というものがあります、そう言ったときに名刺に「○○資格保有」と書いてあれば信頼性が上がると思います。公務員がそれと同じだとは個人的には思いません。

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