昼休みの電話が怖い

役所だからどうこうという話ではありませんが、インスタとかtiktokとかでおすすめされる労働基準法ムービーを見たからただの愚痴です。

市民課とか保険関係とか税関係などの窓口業務がメインの部署であれば、担当を輪番制にして、昼休みをずらして取得できるようになっているので問題になることは(ほぼ)無いです。
そうではない、窓口業務が少しあるけどローテーションで回すほどではない、といった部署では、その場にいる誰かが窓口や電話に出たりすると思います。

私が在職中にいた部署のうち、土木関係の部署はまさにそのような状態でした。
例えば、苦情とか、工事・占用の申請が来ます。この手の話は、こちらが昼休みだからと言ってお断り、というわけにはいかないので誰かしらが対応する必要があります。
ただし、絶対的な件数は少ないので、常に電話当番・窓口当番がいないといけない、というほどではないんですよね。

それでも一応、労働基準法の考えは厚労省のHPにあるとおり、休憩時間は業務から完全に離れていないといけないので、これアウトなんですよね。

Q 私の職場では、昼休みに電話や来客対応をする昼当番が月に2~3回ありますが、このような場合は勤務時間に含まれるのでしょうか?

A まず“休憩時間”について説明します。休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。ご質問にある昼休み中の電話や来客対応は明らかに業務とみなされますので、勤務時間に含まれます。従って、昼当番で昼休みが費やされてしまった場合、会社は別途休憩を与えなければなりません。

労働時間・休憩・休日関係 

ベストなのは、ちゃんと輪番制にして休憩を別個に取る体制にすることなんです。
何度か輪番制を提案したのですが、「まぁ件数そんなに無いしね~」という上司の意見で流されて終わりでした。上司は決して窓口に出ません。無念。
確かに輪番制にすると、そのほかの時間帯が人手が減ることになるので、やりたくはないということはまぁわかりますが・・・。
(更にいうとフレックスタイムで出勤してくる人は窓口対応の時間が通常勤務の人より短くなります。これは制度のバグなんじゃないかと。役所のコアタイム考えてほしいわ)
今の時代ネットでググれば誰でも法律を見ることが出来るので、労働組合とかが言えば改善されたりするのかな。私の勤務先に組合は無かったけれど。

さて、そんな役所の昼休みでは様々な人間模様がみられます。

  • チャイムが鳴ると同時に昼食を取って爆睡する人

  • タバコ休憩に出掛けて時間ぎりぎりに戻ってくる人

  • 家に帰る人

  • 昼休みでも仕事をいつまでもしている人

  • そのほか

上3つは別に悪いことではないです。だけれども、じゃあいざ来客・電話があると対応するのは一番下の「そのほか」なんですよね。
何故か必ず職場にいる「昼休みでも仕事をいつまでもしている人」は「仕事中じゃ、ムキーッ!」となり、ほぼ対応しません。偏りがあるんです。
最近の若者は「労働基準法で認められてるんで」と普通に職場から離脱します。彼らは正しい。
仕方ないので残った人で窓口対応する、そういう時に限って「やっかいな」案件だったりする、お客様ブチギレ、平謝り。
席に戻って隣を見ると爆睡したオッサンの幸せそうな顔を眺めることが出来ます。

上司は出ない。若手は消える。残った優柔不断な人が貧乏くじを引く。
よく見る光景ではないでしょうか。

結論

学びとしては、どんな部署でも輪番制を導入すべきですね。もしくはお留守番を決めて回すとか。
後になってから「じゃあ輪番制に」というのは難しいので、4月の最初に職場内の昼休みの取り扱いについて決めとかないとダメでしょうね。
ではどうやって導入するか?
ひとつの方法としては、怒られるの覚悟で職場からいなくなってみることですね。何か言われたら「じゃあローテーション表作ってください、そしたら昼休みでも残りますよ」と言ってみましょう。もしかしら「昼休みいないキャラ」にジョブチェンジ出来ますが、本質的な改善にはならないですね。
もう一つの方法は人事に直接言うことですね。厚生労働所のHPのリンクを張ってチャットなりメールを送ってみてください。よそから言われると改善されるかもです。最後の手段は労基
現職の方は頑張って職場環境の改善に勤しんでください。

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