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子どもを車から降ろし忘れる事故に対して私たちがやってきたこと

こんにちは、合同会社コベリンの船曵です。前回の記事では子どもを車内から降ろし忘れる事故の紹介や、私たちがなぜその事故の予防に取り組んでいるのか紹介しました。

前回の記事

今回は、私たちが今まで取り組んできた内容について紹介します。

既存製品の利用

国内では子どもの降ろし忘れ対策グッズがあまり開発、販売されていないため海外から個人輸入したグッズを利用してみて、その利用感を調べてみました。購入した製品はこちらです。

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利用した感想は別の記事で公開しようと思います。イタリアで販売されている商品なので、イタリアのAmazonより輸入代行業者を経由して購入。Bluetooth通信を行う機器であるため、電源を入れる前に総務省のが行っている技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に則って手続きをして、2ヶ月程度利用しました。

試作デバイスの開発

子どもの降ろし忘れを防ぐ方法を検証するため、M5 Stackを使って試作デバイスを作りました。

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デバイスを作りにあたり、「停車時・駐車時にチャイルドシートから音が鳴ることで子どもの降ろし忘れを防ぐことができるのでは」という仮説を立てました。仮説を検証するため、シガーソケットから電力供給が終了するとアラームが鳴るデバイスを作り、私の家のチャイルドシートに取り付けてみました。非常にシンプルなデバイスでしたが、最低限の仮説検証に役立てることができました。次にこのデバイスを公表してどのような反応が得られるか調査しました。

Youtubeによる意見収集

デバイスを公表する場所として、以前より私がチャンネル登録していたYoutuberの方に動画を制作して公開して頂きました。

こちらの動画で、様々なご意見ご感想を頂戴できました。今後課題解決に活かしていくつもりです。

Safe kids japan様のコンサルティング

デバイスの公表に合わせて、プロや専門家からもご意見を頂戴しようと思い、NPO法人Safe kids japan様に連絡を取ってコンサルティングをお願いしました。

当日は様々なポジションの方々より子どもの降ろし忘れ事故に対するご意見や、私たちの作った試作デバイスに対するご意見を頂戴できました。Safe kids japan様との連携は継続して、今後も情報収集・発信を行う予定です。

ちなみに、Safe kids japan様は「A-C-Tで確認!子どもの車内置き去りを予防するために」として車から降りるとき子どもを降ろし忘れないようにするための方法を提案、啓蒙されています。普段の生活で役立つTipsなのでよければ参考にしてみてください。

まとめ

私たちが子どもの降ろし忘れ問題に対して行ってきたアクションを紹介しました。基本的に現在は情報収集がメインとなっていて、新しいものを作ったり、発表したりは行っていません。それらは今後の進め方次第で何か形になった物をお見せできるタイミングが来るかもしれません。

今後もしばらくは情報収集をメインに行います。このnoteをご覧の方で、子どもの降ろし忘れ問題に対してアクションを取っているまたは取ろうとしている企業や組織の方がいらっしゃいましたらコメント欄等で連絡をして頂けますと幸いです。また、それ以外にも子どもの降ろし忘れ問題やこのnoteに対してご意見・ご感想ありましたらコメント欄に記載をお願い致します。

それでは、失礼致します。