6月16日(金)、安全な生徒指導を考える会が衆議院第二議員会館で院内集会「子どもを自殺・不適切指導から守ろう!」を開催しました。
TBS〈教員からの“不適切な指導”が原因で亡くなった遺族が集会で「再発防止のために十分な実態調査を」訴え〉などでも報じられています。教員の不適切な指導には、▼長時間の「身体的拘束」、▼複数の教員で取り囲む「圧迫」、▼事実誤認に基づく「えん罪型指導」などの複数の共通点があるという専門家の分析は、参考になります。
先月東京で報告をした際に同会の関係者にもご参加いただき、院内集会へのメッセージをお願いされましたので、次のような内容のものを送りました。せっかくですのでこちらにも掲載しておきます。以前の投稿でも書きましたが、何か起きるたびに場当たり的な対応を繰り返すのではなく、子どもが生活したり学んだり遊んだりする施設等で起きる、あらゆる形態の身体的・精神的・心理的・性的暴力に対して統合的に対応するための方策を整備していくことが必要です。
安全な生徒指導を考える会では、5月29日、こども家庭庁と文部科学省に要望書も提出しています。毎日新聞〈教員による「不適切指導」の是正を 亡くなった生徒の遺族らが要望書〉などの記事とあわせてご参照ください。
文部科学省や教育委員会の動きについて、弁護士ドットコムニュース〈先生の「不適切な指導」に「NO」を突きつけた文科省、自殺生徒の遺族から評価する声〉(渋井哲也)も参照。