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大人にも勧めたい児童文学 | ウーフとツネタとミミちゃんと

学校でカゼがはやって友達が何人も休んでいると
「自分もカゼ引いて休みたいな~」なんて思ったこと
誰でも一度くらいはあるのでは?

キツネのツネタは、いじわるっぽいところもあるけど
弟の面倒見がよくて、お母さんの手伝いもよくする子。
友達のウーフやミミちゃんみたいに
一人っ子で甘やかされてる子と自分は違うんだ
というプライドがある。

ある日、おつかいの途中で
ウーフとミミちゃんがカゼで寝込んでいると聞く。
オレはカゼなんか引かないもんね、と思っているけど
なんだかモヤモヤ。家に帰って
お母さんに「あんたもカゼなんじゃない?
おつかいは弟に行かせて寝てな」と言われ
仮病を決め込んでみたけれど・・・。

ツネタに対して対応がクール過ぎない?って感じのお母さんが
実はツネタの気持ちを分かってて
あえてそうしていたのかも?と思わせるくだりは
親としてマネしたい!


見るもの触れるもの、何でも不思議で輝いて見える
好奇心いっぱいの「くまのこウーフ」のシリーズ第3弾。
ウーフの友達の、ツネタと、ウサギのミミちゃん
3人の個性が光る短編集。

ジャンル:童話
タイトル:ウーフとツネタとミミちゃんと
作者  :神沢利子(作)、井上洋介(絵)
発行年 :2020年(新装版)
出版社 :ポプラ社
1人で読むなら:小1くらいから


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