市販の解毒薬を御所望。


SNS上でも、オフラインの会話でも、言葉には両面性を感じてしまう。

文字にすれば、「ありがとう」や「助かった」となるのに、裏の意味があるのではないかと勘繰ってしまう。

ただ次も都合の良いように使いたいだけなんじゃないか、とりあえずそう言っておけば不快な思いはしないで動かせると思われているんじゃないか、そもそも面倒な存在だからあしらわれているのではないか。

言葉一つでもこれだけ考え込む人であるから、会話を滞りなく進めるのが難しい。

相手の表情を窺いながら、声色にも気を配っていて、目の移ろい具合でどれだけ会話に集中しているのかも観察している。

耳が遠いからではなく、音としては聴こえているのに、観察をするあまり、内容を理解しようとしていなかったから、もう一度聞き返すこともよくある。


いつも毒を腹に隠しながら過ごしているからか、そのまま言葉を受け取ることができなくなった。斜に構えている時間が長すぎて、定着してしまった。
考えないようにと暗示していても、声がかかれば疑いながら話している。

毒を飼い慣らしていると、口には出していなくてもヘイトを心の中では吐き続けていたり、疑い深くなり、互いに歩み寄るのが非常に苦手になった。距離を詰められるようになるまで時間がかかるし、積極的にコミュニケーションはとらない。

基本的に第一印象で自分は相手に嫌われている、苦手意識を持たれているという前提で接するため、必要以上の会話を続けるのに苦手意識を覚える。

これはとても大きな欠陥で短所になりうるので、いろいろ考えてもマイナスな影響しかないし考え込みすぎるのはやめたいとここ最近は悩んでいる。

考えるのをやめたいと考え込んでいる。
永久期間に入ってしまいそうだ。

もう毒は溜め込みたくない。
何も感じないって無情そうにみえて1番生きやすそうで憧れさえある。

解毒剤がすぐに手に入ればいいのに。
目が虚ろになる、眠さが襲う時間帯は余裕がなくて毒を溜め込むことも少ない。


睡魔は解毒剤になるのか、科学者の方々。この飛躍理論は気にする必要はありません。
引き続き発展のために一役買って出てください。応援しています。


これは本心です。文字のまま受け取っていただいてもらって大丈夫です。



わざわざ言うと逆に嘘くさく見える。これだから文字じゃ伝わりきらないことが多いですよね。

声色が乗ってないと本当か嘘かもわかりませんね。ん〜むずかしい。難しい。


ここまでお読みいただき有り難うございました。

自分を甘やかしてご褒美に使わせていただきます。