ボストン生活 レバノン人のママ友

今回は、ボストンで仲良くなったレバノン人ママのラマとの出会いを。

ラマと出会ったのは、夫の大学の教会内で毎週開催されていた、プレイグループでした。
ラマの息子とうちの娘は同じ歳。そんな会話から自然と仲良くなりました。
いつも自然体で、心地よい人でした。ラマ曰く、レバノン人は日本人が大好きなのよ、と。日本人の先人達が良いイメージを残してくれているおかげもあって、すぐに親しくなりました。

レバノン出身の方とお話しするのは初めてで、私は興味津々。いろいろなことを聞きましたが、嫌がらず何でも教えてくれました。今でも混乱状態の国に囲まれているという土地柄、いろいろな苦労もされていて、目頭が熱くなることもしばしば。

図書館やチルドレンズミュージアムへプレイデートしたり、自宅でお料理を教え合ったりしながら、お互いの国を知っていくのは、この上なく楽しい経験でした。何より、あったかい心をもつ自然体のラマと話すと、心が癒されるのでした。ラマは、他の人への怒りも、しっかりと表現する感じがまたおもしろくて、二人で泣いたり笑ったりしながら話したのも良い思い出です。

一時期、私の娘が、集まりに行くとあちこちで会う、ある年上の女の子にいつも物をとられる、ということがあって、私はとても落ち込んでいました。そのこと自体は仕方がないと思うのですが、その子のお母さんが「強い者が勝つのよ」と。。すると、その子はますますうれしそうにいじわるするんです。

そういう考え方はしたことがなかったので、びっくりしたのと同時に、とても辛い気持ちに。。何を思ったのか、うちも強くしないといけないのか?とか、私がおかしいのか?、とか思ってしまうこともありました。軸ないですねー私。
今考えれば、そんなとこに行くのをやめればいいのに、いくつもの集まりを手放すさみしさが嫌で顔を出し、何度もそんな状況だったから、かなりへこんでしまって。人間、さみしかったりエネルギー不足だったりすると、冷静な判断ができなくなるって、本当ですね。

はい、大人の責任(自分を心地よくする)果たせてなかったです!

その時も、ラマが「もう会うところに行くのやめなさーい!」、娘には「うちのジェントルな男の子が遊んであげるから大丈夫よ」って言ってくれて、救われました。ありがとう、ラマーーー!

産まれた国の文化も、家庭環境も、宗教も、まったく異なる人と、出会えるなんて、ラッキーなことだったなぁ、と帰国した今思います。

最近、レバノンでは大変な爆発があってすぐに連絡したのですが、なかなか連絡がとれずとても心配しました。しばらくして連絡があって、とりあえず安心しています。

God bless her and her family.

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