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1年ぶりの再会

陽が沈むギリギリくらいに、ネモフィラ畑に着いた。今年は、何もかも早い!去年は確か4月の後半が見頃だったような気がする。

今日を逃したらもう観に行けそうになかったので、諦めたくなかった。

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風が似合う星屑みたいなお花だな、と思う。動画の方が、特性が伝わるのだけれど、貼付する技術なく致し方なく静止画にて。

わたしがどうしても観に行きたかった理由は、ネモフィラにお礼を伝えたかったから。去年、まだ鬱の回復途中で、外出がキツかった。○○したい、という気持ちがプラスな希望的な方へ向くことが長い間なかった時期。何かで、自分の住まう県内にネモフィラ畑があるのを知って、「観たい」と思ったのだ。ひたちなか市とかへ行かないと観られない花だと、ずっと思っていた。勇気を出して出掛けたネモフィラ畑。その時に撮った写真の一枚一枚を鮮明に覚えている。久しぶりに日光や風を感じた日。自分が本当に生きているのかもよく分からないくらいだった時期。

今年のネモフィラは、正直昨年ほどの感動はなかったけれど、ネモフィラに、わたしね、こうして元気に生きているよ、あの時はありがとう、という気持ち。それを伝えたかった。

今日は大安で、今月の休日で唯一、日中に約束のない日だった。あ、先生に逢いに行こうと、月の初めに決めた。今日を迎えるのが楽しみだった。遠足を待つこどもみたいに。

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いつも待ち時間は、2時間くらい。見越してぶ厚めの小説を携えて。いつもより早く呼ばれたので読了ならず。

久しぶりにお会いする先生。時々文通をさせてもらっているので、そんな気はしなかったけれど、やはり、直接お会いできるのは嬉しい。ご高齢なので、実は、もう引退されるのではないかと、ここ数年、ずっと心配している。でも、それより、先生が穏やかにお元気で暮らして下さる方がいい。だから、わたしも、先生から教わった健康方や技術を日常の中で、身体に刻み込んでいる。せっかく、ここまで元気にしてもらった身体とこころ。わたしは生き抜く。こころの中で、先生と自分にそう誓っている。

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お昼は、中華そば。今日は、煮干し系。同時に入った男性客より、だいぶ早く完食。ちょっと恥ずかしかった。笑

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それから車で30分ほど移動して珈琲屋専門店へ向かう。職場の方から紹介してもらったご友人経営のお店。わたしは、珈琲に関して無知なので、そちらでお会いした常連さん方の会話が全くピンと来なかった。豆のこと、浅煎、深煎。こちらは、トップ珈琲を提供している専門店らしい。トップ珈琲なるものをわたしは初めて聞いた。珈琲、深い、広い。自分好みを開拓したいと話したら、気分や体調、女性は特にホルモンバランスの関係で年齢と共に変わると教えていただいた。

たまたま居合わせた常連の方は花粉症持ちの男性カメラマンだった。その方は、花粉症の時期は嗅覚に浸透するように深煎にすると仰っていた。なるほど…笑

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東京では、深煎から浅煎りに、そして、また深煎が流行りらしい。こちらは、東京より数年後くらいに流行が届く傾向にあると仰っていた。自分の専門職でもそうだった。東京で学んだ技術が、地方に浸透するのは7年後くらい。飛び越して直に取り入れようとしてもうまく行かず、やはり、順を追って受け入れられてから浸透するものなんだな、と感じたことと重なった。

わたしの珈琲道、編み物と同じく先が、長そうだ。

半日分、ここに綴り置いて、続きは、後ほど。お彼岸なので、お寺へ行って来ます。

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