新しい壁が作られた


⬆️これを殴り書きした後の話。

まず[申し込み期限切れた試験は受けられるか電話で聞け]と言われた話。
今日の朝、言われたことをしないとまた面倒なことになると無意識的に思い、早く起きて言われた通り電話して聞いた。でも、親がその時まだ寝ているのをいいことに、「もう受けられないんですよね」という聞き方をした。電話口の方はそうですね、来年またご検討くださいと。当たり前だよね。はい、この話おしまい。
次に、教採に受かっている自信がなくて、その先の進路について。一般企業への就職のことばかり考えて焦っている私は、講師登録のことをぼんやりとしか知らなかった。講師登録はできないのか、と親に聞かれた時、はっきりとした答えが言えなかった。登録すれば声がかかって学校で働けるかもしれないし、実際に働いてみないと分からないけど楽しいかもしれないし、先生になりたくないと諦めかけていたことも蘇らせて講師として働くのもいいかもと思い始めていた。でも、これは親にちゃんと説明できるようにとかどうこうじゃなく、自分でもよく調べないといけないと思った。


親に説教じみた言葉で強く言われてから一晩たって、私は結果的にこれからどうしたいの?という疑問に対する答えがはっきり持てていないと分かって落ち込んだ。
何社か、絵を描くことを活かせる企業の説明会を聞いたけれど、選考にはポートフォリオの提出が必須になってくることを今更知り、焦って、指示されたことをやるしかないという脳になりながらポートフォリオ作成についてググっている最中だ。情けない。

バイトやお金、車、一人暮らしなど山積みになっている課題は一旦置いておく。
昨日今日で溜まった親への反抗心をぐっと飲み込んで、大学の行き帰りにスマホにかじりついて色々調べた情報を携えて、親に今後の進路について話をすることにした。

まず、自分でもよく知っておきたいと思い講師登録について調べたところ、登録してもすぐに講師として学校で働けるかどうかは、自治体によって決め方がまちまちでいつ声がかかるかは分からないということ。
それを受けて今後の進路は、来年再チャレンジするか、就活するかの2択だと考えているということ。私自身としては就活に振り切り、絵を描けることが活かせる仕事を探して就職を希望する方針を取りたいと思っているが、これについてどう思うかということを話し、尋ねた。

親はこう返事をした。
「お前みたいなのは、最初は、才能を活かすより知識を活かした方がいいんだよ。才能を活かすには、まだ基盤が整っていない。まずは、せっかく大学で勉強した福祉の知識を活かせる仕事を探すことにシフトチェンジして、福祉の仕事に就職して、生活の基盤を作ろう。お金が無くちゃなにもできないから。基盤が整えば、その時まだイラスト関係の仕事始めたいってなった時、通信講座だの何だのって始められるでしょう。だからまずは、知識が活かせる仕事を見つけなさい。」

相変わらず強い口調ではあったけれど、私は妙に納得した。
絵を描くことを極めることについて少し乱雑に扱われているのがちょっとモヤモヤするけど、これはいつものことだ。


先生(正確に言えば保健室の先生)になるために保健福祉や教育について勉強してきたが、先生になるのが不安だし迷いがあるし試験も受かっている自信ない…
絵を描く才能を活かしたいけど、本格的に目指すには何もかも中途半端で今始動したのは遅かったかもしれない…
間をとったら、「福祉系の一般企業へ就職できるよう頑張る」ということが浮かんできた。


高い学費払って福祉のこと勉強しに行ってたんだから!という先日の親の言葉にも通ずるところもあるように感じて、「親のために勉強してたんじゃないし…勉強しろって親に言われるほどしたくなくなっちゃったんだよな…」という自己嫌悪というか反骨精神というか、なんというか嫌などす黒い気持ちが胸に込み上げてくるが、、、

私も自分で「それもありかも」と思える心当たりがいくつかある。
無事卒業できれば福祉学科を卒業したという学位が付くし、養護教諭になりたくて勉強して身についた知識はたしかにあると思うし、1ヶ月間教育実習に行った時には子どもがかわいいと思う気持ちが自分の中にあったことに気づいて、大変だったけど楽しかったし良い経験となった。(実習先の先生達がみんないい先生ばかりだったからというのもあるけど)

それに、絵を描く仕事に就くための基盤は、たしかに整っていない。説明会で「これ使える方歓迎します」と聞いたようなPhotoshopやペイントツールも使いこなす力は無いし、そもそも機材がない。親の言う「基盤がある」というのは、おそらく、画力もオリジナリティもあって、パソコンやタブレットの機材が揃っていたり、企業で実際使うことになるペイントツールなどを既に使えたりするということなのかもしれない。
普通の人、というか最初からイラストに関わる企業を目指す人は、道具を揃えて自分の作品に磨きをかけてから就活をスタートさせて自分を打ち出していく所を、私は就活スタートと同時に今の手持ちのものだけで勝負しようとしている。弱すぎる。説明会を聞いてからも、生半可なものではないんだと改めて知ることになった。親はそれも見越して私に「お絵描きなんか仕事にならない」とつらいことを言って聞かせてきたんだろうか。。。


親に相談した結果、今後の私の理想の進路としては、
・今まで福祉の知識を生かした仕事に就いて、お金をためて生活の基盤をつくる。まずは卒業してちゃんとした社会人になることを目標にする。
・お金が貯まってきて、基盤ができた時、また、すきなことを仕事にしたいと思うんだったら、自分のお金で自分で勉強してみればいい。
という感じになる。
私は、この進路を進むのもありかもと思った。親はなにも私に「絵なんか描くな」と言っている訳じゃなかった。


話しあいの最後に、今まで何度も「お前の性格上、自分の好きなお絵描きができないとすぐ嫌になるから、そういう仕事に就いてもすぐ諦めると思う」と親に言われてきたことについて、「この頃説明会を聞いて、お絵描きだけが仕事じゃないってしっかり分かったから、そんなことですねたりしないから大丈夫」と、親の誤解を訂正させて頂いた。
「ああ、それは良かった。失礼しました。そうやって言ってくれないとこっちも分かんないから!説明会あるとか聞いてないから!今みたいにお前の今の状況のことを言ってくれれば、親から言われた言葉について嫌な思いしなくて済むんだよ。今のお前について何にも知らないから、こっちも強く言っちゃうんだよ。」と強く言うことに関しては謝りもせず、神の視点から言うようなことを話されたので、これからはいちいち報告しないといけなくなるかもしれないなと思った。

親に説明するのめちゃくちゃ気力体力使うけど、私も「教える方が勉強になる」っていうし、まあいいか。。。自分で就活進めながら親にその都度説明していくの大変だろうけど環境が環境だからしょうがない。


親は絶対じゃない。でも親に言われた言葉から自分のことが思い出され、気づいたこともあった。(さっき書いた、大学で勉強したことの中には楽しいと思えるものもあったということや、特技を仕事にするにはまだ未熟すぎたと知ったことなど)
親は子供である私に対して「経験がものを言うんだから、私の言うこと聞いときゃいいのよ。」「言うこと聞いてくれてる。よしよし。」くらいにしか思ってないんだろう。(もちろん私のためを思って言ってくれてる部分もあると思う)
でもそこは、こっちで都合よく解釈させてもらおうと思う。説教されたらただの悪口とかととれるような余分な所は削いでから自分に落とし込んで行こう。
いちいち🥬報告、連絡、相談するのを面倒くさがらなければ、こないだみたいに酷い説教されることはないだろうし。ないと信じたい。

あれ?結果的に親のために頑張るはめになったような感じだが、、、

まあまあ親の言葉には納得できたし、行動するのは自分なので、自分のためである。親がドアを挟んで隣の部屋にいるという環境が「私、親のために頑張ってるのかな」と思わせるだけだ。
今こうやって書きながら自分に言い聞かせている。

それに、福祉職への就職って、養護教諭になるかならないか迷って身が入らず結局全然出来なかったボランティアとかの活動がめちゃくちゃ重視されそうで、めちゃくちゃ怖い!イラストから福祉業界にシフトチェンジしたのはいいけど、就活スタートも遅いし、なにより私が「福祉の仕事つきたい!」って心から本気で思うために興味ある福祉の仕事探すことから始めるってことか。また課題が山積みになりそうだ。あれこれ考えてパニックになる前に早く大学の先生に頼ろう。
福祉系の企業さんにアピールできるポイントはこんな私にもあるのかな。そこもまた色んな人を頼ってよく考えないと。

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