やってはいけない子育て

やってはいけない子育て 【○○しなかったら、□□になっちゃうよ】

「○○しなかったら、□□になっちゃうよ。」このよく耳にする声掛けの法則、例えば下記のような声掛けがあります。

●食事においての働きかけ

×「これを全部食べないと、デザートはないよ。」

×「ちゃんと食べないなら、後からお腹が空いてもおやつはあげないよ。」

×「遊ぶなら、もうご飯はないよ。」

×「よく噛んでたべなさい。ノドに詰まって死んじゃっても知らないよ。」

×「こぼしたんだから、自分で片付けなさい。片付けないなら、もうご飯ないよ。」

●帰ろうとしないときの働きかけ

×「帰らないんなら、置いてくよ。」

×「帰らないんなら、一人で泊っていく?」

×「帰って、夕ご飯作らないといけないんだけど、夕ご飯食べなくていいの?」

●寝ようとしないときの働きかけ

×「ご飯のときに眠たくなっても知らないよ。」お昼寝

×「お風呂入らずに寝ちゃったら、臭くなって嫌われるよ。」お昼寝

×「朝、起きられなくても知らないよ。」

●危ないことをして遊んでいるときの働きかけ

×「怒られても知らないからね。」

×「ケガして痛い思いをしても知らないからね。」


このように挙げだしたらきりがないのですが、主たる養育者の思うように行動させたく、行動させるために責任を押し付けているパターンです。
子供が成長するのに、いちいち子供に責任があるような言い方をする必要はなく、念を押して言われなくても子供は分かっています。ただ、いろいろ未熟な成長途中の子供がゆえに出来ないだけなのです。

言葉で理解出来ていたら、人はそのように何でも出来るでしょうか?出来ませんよね。
出来ないことを全て自分のせいにされる言い方をされてしまったら、どれだけの自己否定感を感じていることでしょう。
そして、主たる養育者がこのパターンの言葉を使ったことで、子供が出来なかったとき、それを子供の責任にして責める事が容易に出来てしまいます。
それが、子供が自分で望んでやらなかったとしても、やらなかったから起きてしまったんだと、責められてしまいます。
例えば、食べたくないデザートの上、好きでないおかずがあったら、子供は自分からご飯を全部食べません。子供は自己選択してそれで良いはずなのに、主たる養育者に「ご飯を全部食べなかったから、デザートは無しだからね。」とイライラされながら怒られてしまうことの悔しさや、やるせなさといったらどれ程のことでしょう。

子供が小さければ小さいほど、〇〇してほしいことは子供の成長に必要なことになるのですが、子供にとって必要だからといって、成長を子供の責任にする言い方をしていると、言われた子供の心理としては“あれこれ干渉された上に、結果的に自分の責任にされるくらいなら、最初っから自分で好き勝手にやって責められても同じだ”と、何を言っても言うことを聞かない子になってしまいます。

また、この言い方をして大人まで何もなく育ったとしても、責任に対する正しい距離感がつかめずに問題が起き、起きてしまったことは自己責任にして苦しむ人になります。

既に問題をかかえていたり、子育てが上手くいかずに悪循環を起こして困っている場合の改善方法は、後題に書く「責任恐怖症」にて書いていきます。

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