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子育てに関する仕事をしています。 ここでは、仕事で話して教えていることをまとめています…

たか

子育てに関する仕事をしています。 ここでは、仕事で話して教えていることをまとめています。 時間のあるときにしか更新できてませんm(__)m

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  • ソリューションフォーカス

  • 自己感情認識

  • 7歳周期の成長

  • フローによる成長

  • 褒めて伸ばす褒め方

最近の記事

7歳周期の成長 2

それぞれの期において、上手く成長できていなかったらどのような症状が出てくるのでしょうか。 1期では、「安全」を司る期でもあり脳幹を鍛える時期でもあります。 この時期を正しく模倣力を付けずに、誘導されたり指示されたりし過ぎて育ってしまうと、弱い身体になります。 メンタルに支障を来すようになると、頭痛や吐き気・起きられないといったような、自律神経や反射神経系に影響を及ぼすため、身体的症状が出てくることになり、2期や3期での成長も邪魔してしまいます。 2期では、「安心」を司る期

    • 7歳周期の成長 1

      7年サイクルで子供の成長時期を考えます。 その7年をシュタイナーの考えも含めて3時期の成長するための特徴があります。 1期 模倣による成長             ~  7歳頃 2期 憧れや尊敬をお手本に成長    7歳頃 ~ 14歳頃 3期 満足を感じ得ながら求めて成長 14歳頃 ~ 21歳頃 これらの時期が脳のどこを成長させているか、遊び方にも関係しています  1期 爬虫類脳(安全感)の形成          →  形から入る模倣遊び  2期 哺乳類脳(安心感)の形成

      • フローによる成長 2

        一般的に◎から※に向かって成長するときは、★のどちらかを経由して成長していきます。 ◎→★1→※の成長する場合は、★1に向かうために知識や情報が入り「挑戦への機会」が訪れることになります。そして、★1で自分ができるかどうかの「不安」になることで、“能力(技能)”を高めて※のフローゾーンに戻れます。幼少期の“能力(技能)”を自ら高めるために必要なのは模倣力が主になります。 ◎→★2→※の成長する場合は、いろんな経験により“能力”が先に育っていて★2の「退屈」になることで、

        • フローによる成長 3

          最近のフローを起こしにくくなっている子供の背景には、物に恵まれすぎていることも関係しています。玩具や知育玩具といった物は、これらを作った製作者の意図があるため、主たる養育者たちはその意図を察して子供に教えたり、遊び方が違うと修正してしまったりします。 これは正に、主たる養育者が操作的になってフローゾーンに入れ、出来るようになるよう成長させてしまっています。 では、フローを起こしやすい子供の環境というのは何でしょうか。 それは、TVでも時々取り上げられる、どろんこ保育として見

        7歳周期の成長 2

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        記事

          フローによる成長 1

          フローゾーンに入って成長した経験することは、子供の成長においてとても大切なことです。 「フロー状態」は、“いい気分の状態”であり、幸福を感じつつ集中力が最も高まっている状態になるため、しっかりと、このフローによる成長の経験をしていれば、場面や状況に合わせて自然と成長出来るようになっています。 フロー状態に入っている時間は、自ら成長していける状態であり、発達において無視することはできません。 情緒が不安定な子供や、集中できない子供の多くは、「不安」と「退屈」のどちらか、もしく

          フローによる成長 1

          褒めて伸ばす褒め方

          褒めれば良いという安易な考えで褒めていたら、子供が潰れてしまったということが起きています。 子供を褒める点は2つあります。 ・人(子ども自身)を褒める …「〇〇ちゃんは、すごいね」 ・技術(腕)を褒める    …「〇〇ちゃん、絵が上手だね」 この褒める点がどちらかに偏りすぎてはいけません。 そして、この褒められることから、将来につなげたいことがあります。 それは「ありがとう」を言ってもらえる“褒め”です。 感謝されて人の役に立った経験は、自己肯定感を高めることになるため

          褒めて伸ばす褒め方

          我慢(忍耐)という共通のエネルギー

          日本には「堪忍袋の緒が切れる」という言葉があるために、誤解されてしまいやすいのですが、人の我慢はストレスが溜まって、溜まりきれなくなって爆発するものではなく、我慢しきれなくなって怒れてしまったり、我慢しきれなくなって心が折れてしまったりするのが本当の所です。 この仕組みを理解するにあたって大切なのが、人には我慢できるエネルギーを溜めている器があるという事です。 これは、素焼きの陶器のイメージした我慢の器になります。 そして、我慢できるエネルギーは、集中するという忍耐を伴う行為

          我慢(忍耐)という共通のエネルギー

          学習する力 【体感型】

          言葉だけで教えようとしても、視覚的てがかりを付けて教えようとしても、決め事として学ぶことは容易にはできず、押し付けようとすると反発してきます。 体感型の子の学びに大切なのは、自分で経験して感じることです。 また、体感の有無だけでなく動きを伴う学習は記憶に残りやすい特徴を持っています。 幼少期では、身体を動かして遊ぶと声がよく出やすいです。 多くの体感を伴う経験をさせることで、2つ目の学習タイプでの学びも使われる機会が増えていき、それぞれの学習する力は強化されていきます。 小

          学習する力 【体感型】

          学習する力 【聴覚型】

          言葉による学習がしやすいため、言葉の習得も早く子育てがし易い子供になります。その反面、噂話しや言葉巧みな詐欺といったものや、口約束に惑わされることが多くなります。 また、行き当たりばったりの口先だけの人間になり易いため、自分から言った言葉に責任を持たせる子育ては大切です。 子育てしやすいことから、教える情報量が多くなりすぎて後題で書く「自己感情認識」が追い付かず、思春期頃になってメンタルの不具合が起きてくる事もあるため、感情を表す言葉の伝えは重要です。 耳からの情報がない勉

          学習する力 【聴覚型】

          やってはいけない子育て 【優等生が不登校になるケース】

          小学校の6年間で、勉強や運動や音楽やいろんな活動において実力を発揮して、学年でも1番2番を競っていた子が、中学に入って間もなくして学校に行けなくなってしまうことがあります。 皆が次に書く理由ではないのですが、1人の事例として優等生が不登校になってしまった理由と、そうならないための予防を書きたいと思います。 子育てにおいて、「褒めて伸ばす」を聞いたことはあると思います。 そして、褒めるときは「具体的に褒めましょう」ということを聞いたことがある人もいると思います。 これらの言葉

          やってはいけない子育て 【優等生が不登校になるケース】

          学習する力 【視覚型】

          文字を覚えたり、記号やマークを覚えたりするのが早く、視覚的てがかりを多くすることで学習力は高まります。 暗記する勉強が得意になりますが、視覚的情報という確固たる具体的な情報を目で確認してしまうために、視覚的に学習しているものに対して自信が強くなり、言葉で修正したり補足したりしようとしても、柔軟に受け入れにくいところがあります。 理論的で頭でっかちな人になりやすく、聴覚型が弱いと言葉にして説明したり対話したりすることが苦手で、強引で頑固になってしまうこともありますので、子育て

          学習する力 【視覚型】

          学習タイプ 【はじめに】

          人間が学習する力は、下記の3つを持っています。 ・視覚型  ・聴覚型  ・体感型 この3つの学習する力には、レベルがあり、使えば使うほどその学習力は高まっていきますが、この3つの学習する力を使う順番は、人それぞれ生まれ持って決められています。 それは下記の組み合わせになります。 ① 視覚型 > 聴覚型 > 体感型 ② 視覚型 > 体感型 > 聴覚型 ③ 聴覚型 > 視覚型 > 体感型 ④ 聴覚型 > 体感型 > 視覚型 ⑤ 体感型 > 視覚型 > 聴覚型 ⑥ 体感型 > 聴

          学習タイプ 【はじめに】

          キーパーソン 2【主体・主導・受容】

          ◎主体 主体を子供に置いていないということは、子供は親に対して受動的になったり従属的になったりという関係性になって問題がおきてきます。また、子供は親がそうするように自分に主体を持ってこようとすることで、親子間で衝突がおきることもあります。 子供のいる家庭においては、基本は子供に主体を置いた生活のリズムをつくり、子供を優先した周囲の動きがあることが大切です。 子供が主体的になれるようにするには、選択的思考(「自己選択する力」参照)を育てることです。 義務的思考を育ててしまうと、

          キーパーソン 2【主体・主導・受容】

          キーパーソン 1【ブレれば子供もブレる】

          子育てにはキーパーソンが必要で、その役割はとても重要です。 基本的に子育ては、子供が主体である必要があります。 『主体』という言葉を考えるとき、行動するかしないかは切り離して考えます。 積極的や自発的、能動的という言葉はそこに行動が伴っているのに対し、主体的には本人の行動は含まれていないため、これらの言葉と同意にはなりません。 また、主体的の反意の言葉としては受動的や従属的という言葉になります。 子供が育つ環境は子供自身が主体である事が欠かせません。親の都合に子供が合わせ

          キーパーソン 1【ブレれば子供もブレる】

          子供の発達障害の診断は、現状把握のために。

          子供の発達に関わってきた中で、ここ数年の間に発達障害がブームのように言われるようになりました。 しかし、本来は発達障害じゃないのに目立った症状が合致しているがために、発達障害にされている子が増えています。 ワーキングメモリーの数値が低いだけで、疑われたりもします。 今現在の検査基準で当てはまれば診断した人には罪はないですし、発達障害に分類されてしまうのが現実です。 肌の色で人間を分けていた時代はそれが基準でした。しかし、それも今は変わり肌の色が違っても心は同じ人間で、肌の色

          子供の発達障害の診断は、現状把握のために。

          やってはいけない子育て 【良くないひきこもりをつくり、自殺・他殺へ向かわせるカラクリ】

          最近続く事件のこともあり、この記事で書くことは、とてもセンシティブなことです。 必ずしもここで書くことは、今現在において、ひきこもりと称される人のことを説明しきれるものではありません。また、ここに書く記事の内容だけでどうにか出来るものではありませんが、何かヒントになり、きっかけになり、一人でも幸せな方向に向かえることが出来たらと思います。 ひきこもりの人の中には、良いケースとして選択的思考でもってそうしている人はいます。 ここで書くのは、ひきこもりという選択せざるを得なくな

          やってはいけない子育て 【良くないひきこもりをつくり、自殺・他殺へ向かわせるカラクリ】