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ITに弱い親世代には、どうやらiPadが最強らしい

世の会社員のみなさん、実家にひさしぶりに帰るとパソコンやスマホのサポート業務に追われませんか。
私は帰るたびに「パソコンの調子が悪い」「急にiPadでYouTube見れなくなった」「kindleで本が買えない(?)」などの質問攻めにあいます。
中学生位からパソコンに触れてきた自分にとっては難しくないことでも、親からすると馴染みがなく難しいものだと考えているのかもしれませんね。
そんななか両親は「パソコン、iPhone、iPad、kindle」この4つを使ってきました。
使いこなしているかは別として、二人にそれぞれの感想と利用状況を聞いてみました。

両親情報

:60代。会社員時代に少しだけワープロ利用。ガラケー・スマホ所有しておらず。
:70代。資料作成のため極たまにパソコン使用。会社員時代はガラケー利用、現在iPhone所有。

パソコン ★☆☆☆☆

「だめ。触るの怖い。」
「何もしてないのに、基本的に調子悪い。」

う、うーん。なんかパソコンは難しいものだという固定概念が強い。
そもそもフォルダ&ファイルという概念が理解できない模様。うそ、そんなんだっけ…?
現状としては仕事office使うのと、年一の年賀状作成のみで使っている模様。ほぼ登場シーンはなさそうです。
もういらないのでは?

iPhone ★★★☆☆

「必要ない。」
「電話、メール、LINEなら使える。他わからん。」

父によると、画面は小さくて見にくいけど、主要アプリは使えてるからOKとのこと。
まあLINEできれば問題ないですね。(地図アプリ使わんのか?)

iPad ★★★★★

「iPad最高。毎日使ってる。これがないとダメ。」
「便利。旅行にも持っていく。」

依存度がすごい。iPhoneとほぼ同じはずなのにこの違いは…
使わなくなった初代iPadを渡してからはや数年…「もうiPadのない生活は考えられない」とのことです。実家に帰ると机に必ず置いてあるのがiPad。
母親に限ってはYouTubeにハマって、ずっとマコなり社長の動画見てました。(ビジネスパーソンじゃないのになぜそこにたどり着いた?)
話を聞く限り、画面のサイズが大きくて見やすいのと、タップしてアプリが開くなど直感的に操作できるのが気に入っているようです。
初代iPadは特にお気に入りで、立体的なボタンのデザインがわかりやすくて良かったみたいです。
今のフラットデザインはすっきりしていてカッコいいけど、親には逆にわかりにくいのかな?と思ったり。
ちなみに冒頭の「急にiPadでYouTube見れなくなった」は、初代iPadのブラウザ&アプリが古すぎてサポートが切れたからでした…

kindle ★★☆☆☆

「だめだった。今自分がどこにいるかわからなくてイライラした。」
「最初からいらない。また無駄な出費を…」

母がマコなり社長に影響されて意気揚々と2020年に購入。
タップしても反応が遅いため、訳わからなくなるそうです。最初動作が遅くて壊れてると思ったくらい。
結局、今どのページにいるかが分かりやすい紙の本がよいとのことです。
あとは、iPadに慣れたせいもあり、横書きが読みやすいと言ってました。(ある意味現代人?)
ということでkindleは売るか誰かに使ってもらうか。ですかね…

おわりに

親の反応を見て、自分ではあまり考えたこともなかった部分が垣間見えた気がしました。世代オリジナルな考え&思い込みもあるのでは?という疑問もありつつ、今後のデザイン(UX/UI)の参考にしたいと思います。

高齢者にとって大事なところ?
・画面の大きさ(小さいと見えない)
・操作が直感的(指で簡単に操作できる)
・ボタンがボタンとわかること(押せるのかわからない)
・操作のレスポンス早いこと(タイムラグがあると「??」となる)

高齢者になると、見栄えのおしゃれさやカッコよさではなく、とにかく使いやすさ。ストレスがかからない設計が重要になっていくのですね。
自分が60歳位になったらどんな世界になっているんだろう?新しいものを受け入れられるかな?使いこなせるかな?とちょっと不安になりました(笑)

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