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東北旅行記①仙台編 超並ぶ牛タン、海鮮酒場、変なホテル

東北へ帰省も兼ねて旅行してきました。(自分は福島出身ですが、かなり宮城寄りなので仙台もまあまあ知っている)
東北旅行といっても仙台と福島を合わせて3泊4日です。
①では仙台編をお送りします。寄った場所、行った店を定番も穴場も含め紹介します。

15時ごろ、仙台駅へ到着。旅行だからといって絶対に早起きをしたくない。関東に比べると東北は寒いのでコートを着ていったが、着てられないぐらいこの日は暖かかったです。夜は少し冷えるのと、妙に寒い日もあるので上着は持っていくべき。今回の旅行は全日程アホほど晴れてたので、コートはほとんど手荷物になってしまいましたがそれでも東北に上着なしで行くのはリスキーかもしれない。

トイストーリーのアンディの部屋の壁紙ぐらい晴れてる


仙台駅に上陸したらまず「ずんだシェイク」を飲もうと決めていたのですが、何故か今まで見たことないぐらいの行列ができている!!何で?
私はかなり宮城寄りの福島県民だったので仙台はかなり遊びに行っていましたが、仙台駅の外までずんだシェイクの行列ができているのは見たことがない。(ずんだシェイクは駅構内で売っています)
明日飲もうと決め、「ずんだシェイクをここ数日で絶対に著名人が絶賛した」と推理しツイッターで調べると、なんと前日のSixTONESのオールナイトニッポンでずんだシェイクが紹介されていた!!!!ライブで宮城に来た際に飲んだらしい。列の客層を見ると確かに若い女性が多いかもしれない。
とりあえず列を見送り、荷物を置くためにホテルへ向かいます。
今回のホテルは国分町の「変なホテル」です。仙台駅から国分町までは歩いて15分くらいですが、道中はデカいアーケードが4つぐらいあるので「ここにこんな店できたのか~」などと思いつつ歩いていればすぐです。同行者は初東北・初仙台なので仙台の街並みを見れて楽しそうでした。

仙台駅から一番近いアーケード・ハピナ名掛丁(なかけちょう)。
左手前に見える「そばの神田」は超有名な立ち食いそばの名店です。自分が小学生の頃から大人になるまでずっと変わらない場所にあります。創業50年を超えているそう。反対に、この写真には写っていませんが右手前のテナントは来るたびに店が変わっていて全然長続きしない。前はフルーツ大福専門店だったのが、大衆酒場風の居酒屋になっていた。全然店が長続きしないテナントってどの地域にもあるよね。
他にもロイホがバーミヤンになっていたり、ペットショップがなくなっていたり、微妙な街の変化があったがそこまでの変化はない。

たい焼き屋「鯛きち」のこの看板を見て、小さい頃は来るたびに食べていたな~と思い出す。

仙台駅から歩ける場所に2店舗ある

あんこ、カスタードなどのスタンダードな味もありますがここは「ずんだホイップ」「ラムネ」など個性的な味を期間限定で出しているので行くたびに楽しかったです。今回は行きませんでしたが、小腹が空いた時におすすめ。

仙台の街並みを眺めながら歩いているとあっという間にホテルに到着。同行者は、道中で「路面店のFrancfranc初めて見た」とテンションが上がっていた。15時ごろの国分町はさすがに静かでした。国分町は東北1の繁華街と言われており、例えるなら東北の歌舞伎町です。居酒屋もめちゃくちゃ多いし、バーやスナック、キャバクラやホストなどもここに集結しています。治安は夜が更ければ更けるほど良くないですが、歌舞伎町に比べればそうでもないと思う。美味しい飲食店も多いです。オープンして何十年という老舗の店も多いし、キャバクラなどがあるエリアは同伴向きの高めの店も多いので飲食店の平均的な質は高いです。
「変なホテル 仙台」は完全非対面方式でのチェックインで、仙台の名所がプロジェクションマッピングでフロントに映し出されており綺麗でした。1か月以上前に予約を取ったので一人4500円ぐらいで泊まれました。

自動チェックイン中に伊達政宗が喋っている

この変なホテル、めちゃくちゃ良かったのが部屋に洗いから乾燥まで爆速でやってくれる洗濯機がある!!!

「LGスタイラー」というらしい

コートもトレーナーもズボンも嬉しくて洗濯してしまった。しかも取り出した後がフワフワ洗い立てのいい匂いがする。
これ全部のホテルに置いてほしい。

牛タン料理 閣

牛が舌を出して微笑んでいる、惨い

さあ、17時になったのでオープンと同時に牛タンの名店「閣」へ行きます。土日は予約ができないので早く行って並ぶしかないのです。
結論から言うと・・・1時間半並んだ!!!!!!!!!!!!!
オープンと同時に行ったのにすげー並んでた!!!!
私は短気なので並ぶのがめちゃくちゃ苦手。店の目の前にラーメン屋があり、並んでいる人用の椅子に座りながら「ここでラーメンを食べて帰ってきても牛タンに間に合うよ」という悪魔の囁きを聞いたが振り切る。でもそれぐらい長い列だった。ラーメン屋などと違って回転が良いわけではないので、なかなか進まない。対戦☆ZOOKEEPERという自分以外に誰もやっていないアプリをやったり、同行者は麻雀のアプリをしたりして時間を潰す。
仙台には牛タンの名店が色々あります。パッと思いつくものでは司、善次郎、利久など。利久は全国展開されているので知っている人が多いかもしれません。中でも今回「閣」を選んだ理由は牛タンのたたきがあるから!これが食べたくて来たようなもん。焼いた牛タンを出しているお店は数多くあれど、たたきを食べられるお店はなかなか無い。
ちなみに有識者曰く、利久は店によって味が違うらしい。二郎?
宮城県外の利久と仙台の利久では全く味が違うという話を半信半疑で聞いていましたが、自分が比べてみてあながち嘘でもないかもしれないと思いました。(仙台空港近くだったら「たんとろ」という店が美味しい)
やっとのことで自分たちの番が来て入店。座敷に通されました。
トマトサラダ、牛タンのたたき、牛タン定食×2、ドリンクをオーダー。お酒も種類がありました。お通しは牛タンの角煮でこれがまた美味い。

玉こんにゃくが嬉しい



感動する美味しさ
2人ならハーフでいい


そしてトマトサラダがめちゃくちゃ美味しい!「牛タン食べに来てサラダて笑」と思いつつもあまりにネットの評判が良かったので頼みましたが、すごい美味しい。トマト自体の甘味もありますがドレッシングが美味しい。今でも食べたい。ただ二人で行ったらハーフ頼んだ方がいい!レギュラーを頼んで多かった。
続いて牛タンのたたきが到着。付け合わせのネギと一緒にレモンをかけて頂きます。美味い!!!!!!!牛タンの唯一の弱みは「冷めると硬い」ことだと思っているのですが、柔らかい食感が最高!全然脂っぽくないのでいくらでも食える。元々味がついているので何もつけなくても頂けますが、卓上のタレをかけたり七味を振っても美味しかったです。
そして牛タン定食、現る!!!!

牛タン定食

牛タン、お新香、テールスープ、ご飯がセットになっています。閣はとろろは別料金でした。セットについているお店も多いです。牛タンの厚みがそのへんのものとは全然違う。定食は4枚~6枚まで選べますが、1枚1枚が分厚いので4枚で十分食べ応えがあります。2軒目も行く予定の人は4枚にしておくのが無難かもしれません。
同行者は牛タン専門店の牛タンを食べること自体初めてだったのですが、「そのへんの居酒屋のものと全然違う」と大絶賛しておりました。閣は値段もそれなりにするので、その分やっぱり美味いです。1時間半並んでそれなりにお金を払っても納得できるクオリティでした。
平日は予約可能で、ランチ営業もあります。ランチでは牛タンのたたきは食べられないので注意!今回行ったのはブランドーム店ですが、他にも歩いて行ける距離の場所に支店がいくつかあります。

牡蠣と寿司 うみのおきて

仙台在住の友人が行っていて気になっていた去年オープンのお店です。
カウンター多めですが対面席もあります。20時半から予約したのですがお店は満席で、人気店であることが伺えました。
ここは何と三陸産の生牡蠣を1つ100円で提供しています!
100円の牡蠣って、粗悪なものが来るんじゃねーの?そうじゃないとしても、小指ぐらいしかない超ミニ牡蠣なんじゃねーの?と半信半疑でしたが、

100円!?


デカ!!そして、美味い!!ちなみに宮城県は牡蠣の収穫量が全国2位です。身がプリっとしていて柔らかく、何個でもいける気がしてしまいます。
生牡蠣の他にも焼き牡蠣や蒸し牡蠣も提供しています。カキフライも頂きましたが、生卵を自分で混ぜて作る自家製タルタルソースが美味い。
ちなみに海鮮酒場ですがお通しは肉寿司。なんで?と一瞬思ったが、食べてみるともう一回頼みたくなるぐらい美味しかったです。

お通し


寿司もいくつか頼みましたが、蟹味噌が一番お気に入りでした。日替わりのネタもあるので種類多めです。
同行者が気に入っていたのはこちらの「せりの柳川風」。こちらは「柳川鍋」がベースとなったお料理で、元々はドジョウとゴボウを卵で閉じた鍋料理だそう。それをアレンジして、せりとごぼうを卵で閉じたものです。



マスターに「柳川風(せんりゅうふう)ってなんですか?」と同行者が尋ねたところ、「柳川風(やながわふう)はですね~」と丁寧に教えてくれて恥ずかしかった。自分は結構グルメな方だと思っていたけど、まだまだ知らない料理がたくさんあって精進しなくちゃなと感じさせられた。
仙台といえば牛タン、ずんだ、といったイメージが強いですが実は「せり」も名物であり、せり鍋を食べられるお店も非常に多いです。せりといえば春の七草だし、単品で食べたことがなかったです。七草がゆは何度も食べたことがあるけど、これ、せりの風味だな~とか思うわけない。「体に良い味がする」と思いつつ食べていたので、せりの味を今回初めて知りました。
いや~美味しい。せりの素材の風味を、体に染みわたるような優しい味付けで頂きました。次、仙台に来るならせり鍋を食べてみたい。
私は炭酸が一切飲めないので、カクテルが豊富だったのも助かりました。ゴディバのリキュールってなかなか居酒屋で置いている店ないんだよなあ。しかもアイスも乗ってるなんて、夢かと思いました。普段は酒を飲まないのですが、ゴディバのカクテルがあるとは思わず頼んでしまいました。
人気店のようなので行かれる際は予約必至です。

①はこのへんで終わりです。次回は仙台編②をお送りします。
トルコ料理、15食限定海鮮丼、超ローカル喫茶店、念願のずんだシェイクなどの話です。



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