見出し画像

【第153回】【新刊】災害復興学事典(朝倉書店)


質問 「災害復興学事典」について教えてください。

概要

 ➀災害復興学事典(朝倉書店)が23年9月に発刊
 ②多数の著者が、幅広い学問領域からのアプローチでハード・ソフト両面から執筆
 ③主な目次

解説

➀災害復興学事典(朝倉書店)が23年9月に発刊

 23年9月に災害復興に関する理論、復興支援の実践等を解説する中項目事典「災害復興学事典」(朝倉書店)が発刊されました。

②多数の著者が、幅広い学問領域からのアプローチでハード・ソフト両面から執筆

 本辞典は、2~4頁ごとに項目が設定され、項目ごとに著者が異なっているのが特徴です。
 多数の著者が、それぞれが専門とする学問領域を背景に執筆しています。
 なお、日本災害復興学会編ですが、地区防災計画学会の関係者では、大矢根淳理事(専修大学)、山崎栄一幹事(関西大学)、矢守克也会長(京都大学)が編集委員を務めています。

③主な目次

第1章 みさだめる/ねりあげる【復興とは何か】
 (人間復興,復興の倫理/被災者の尊厳,生活再建/復旧/復興,復旧曲線/復興曲線,レジリエンス等)
第2章 さしのべる/わかちあう【被災者支援】
 (避難生活,生活再建,住宅再建,災害関連死,義援金その他の寄付,心のケア,災害ボランティア等)
第3章 しのぎきる/ささえあう【地域社会・経済再生】
 (地域の脆弱性・回復性,住民主体の復興まちづくり,地域コミュニティ再生・創生,BCP, BCM,復興需要等)
第4章 くみたてる/かたりあう【復興まちづくり】
 (復興計画,土地区画整理事業,大規模災害復興法と特区手法,集団移転,復興評価,事前復興計画等)
第5章 うけつなぐ/よびおこす【体験継承】
 (体験継承の主体,コミュニティにおける記憶継承,防災教育/復興教育,災害遺構,ダークツーリズム等)
事例編
 (関東大震災,東日本大震災,トルコ・イズミット地震,雲仙・普賢岳噴火災害,ピナトゥボ山大噴火,伊勢湾台風,ハリケーン・カトリーナ,明暦大火,原爆被災と広島の復興等)

この記事が参加している募集

推薦図書

みんなの防災ガイド

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?