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【第140回】【新刊】北原糸子ほか「関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景」東京美術


質問 新刊「関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景」について教えてください。

概要

➀新刊「関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景」2023年8月29日発売
②関東大震災を描いた絵図と防災研究者による解説
③主要目次

解説

➀新刊「関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景」2023年8月29日発売

 関東大震災から100年の節目にあわせて、関東大震災の研究で有名な北原糸子神奈川大学特任教授らによって執筆された「関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景」が、東京美術から2023年8月29日に発売されました。

②関東大震災を描いた絵図と防災研究者による解説

 本書は、絵画、版画から風刺漫画まで、関東大震災を描いた絵図に、地震学、災害史等の防災研究者による解説を付しており、震災後の世相の輪郭を過不足なく明らかにしつつ、当時を追体験できる内容となっています。
 本書を通して、未来の大地震に備えるための想像力を養い、人々の防災意識が高まることを目的としています。
 関東大震災100年を迎え、改めて関東大震災以降の災害教訓を踏まえて、防災活動を考えるに当たり、重要な資料であるといえます。

③主要目次

 はじめに 北原糸子
 1章 関東大震災とは  武村雅之
  関東大震災の被害
  東京都の被害
  横浜(神奈川)の被害
  状況別被害
  特集 防災と復興
 2章 鎮魂と記憶の継承
  東京都復興記念館の震災絵画から 森田祐介
  特集 小学生が見た関東大震災
  徳永柳洲の大型震災画 高野宏康
  特集 大型震災画巡回展の意義 
 3章 描かれたもの、描かれないもの 北原糸子
  東京都復興記念館の震災絵画から
  石版画にみる大衆が求めた震災像
  死のリアルを超えて―画家が描く震災犠牲者
 4章 震災前・震災後の世相 鈴木淳
  大正十二年という時代
  世相と避難
  震災直後の罹災者
  自警団と朝鮮人迫害
  救護、復旧の担い手
  バラック生活と震災後の世相
  東京を離れて
  教訓
  復興
  特集 天譴論
 おわりに 北原糸子

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