春の訪れと譲れない戦い

春の訪れを感じる時。
それは猫がソワソワし始める時。
なんだか、いつもここから感が満載のフレーズ。

うちには猫が2匹いる。
2匹とも物心つく前に避妊手術をしたのだが、
春になるともれなくソワソワする。
発情期の名残なのか、
猫という生き物が春になるとウキウキソワソワしちゃうもんなのかは、
よくわからない。
ちなみにどうソワソワするかというとこんなかんじ。
　　

猫、ひたすらドアを開ける。

春の気分を先取りし、野原でも駆け回りたい気分なのか、
猫たちは閉まっているドアをひたすら開ける。2階はもちろん、いつもは開けないトイレのドアまで開ける。やめてくれ。
猫は心と体の開放感のゲージがマックスになると、
ドアというドアを開放する生き物なのか。

わかるよ、春が来てルンルンする気持ち。
爽やかな風、暖かい日差し、
そんな日は私だって家の中にその空気を取り込みたくて
窓という窓を開けるもの。

でも待って。人間にはまだ寒い。
今日から3月とはいえ、まだまだ寒い。
家の中は10度台だと思うんだ。
しかも居間は、
居間だけは、勘弁してほしい。
ストーブもつけてるくらいなんだ。
どうか、どうか察してくれ。

でも猫たちに空気を察する気持ちなんてあるわけもなく、10分おきくらいにドアを開けられる。鬼め。
閉める人間、開ける猫。
譲れない戦いが繰り広げられる季節が来ると、春だなぁと思う。

あ、なんか猫の七十二候的なもの作れるかも。