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見えないやさしさ

 ちょっとだけ数値が悪い状態が続いたのと、仕事が超ハードだったので、体を休めるため(という名目で)2月に1週間ほど検査入院した。
 結論から言うと、入院して(病気のことだけ言えば)よかった。
 数値は劇的によくなったので、結局は生活習慣がやばかったってことが証明されたことになる。
 まあ、数値を気にしてしょんぼりしてた時を思えば、腎臓自体はちゃんと機能していることがわかっただけでもよかったわけですし。

 ということで、退院してから、まずは食事を(前よりもっと)気を付けるようにした。使うお米を1食だけでも低たんぱくのものに変えて、その分良質なたんぱく質を摂るように。
 息子用のごはんと自分用のごはんを炊き分けるのはちょいと面倒だけど、まあ体のことを思えば大したことじゃない。

 1週間も職場をあけて久しぶりに出勤したことになるのだけど、目に見えない行きづらさってのがあるのよね、これ。
 読まれた方が、経験されたことがあるかどうかわかんないですが、学校を病気で休んで次に出席したときみたいな居心地の悪さってやつ?
 職場で仲良くしてくれている人たちも、仕事がとても立て込んでいて忙殺されていたため、余裕がない状態。

 そんな中で、職場の方々は私の体のことを気遣ってくださって私の仕事を少し減らしてくださってました。すみません。すみません。
 いない間の状況がどうで、どういう風に進んでて、何がどうなっているのか聞きたいところだけど、そんなこともできない修羅場。
 実はこの1か月ぐらいこの状況に耐えられなくて、かなり精神的に参っておりまして、「私なんていらんのじゃない?」とか余計なことを考えておりました。
 そういう風に考えられるってことは、私に回ってくる仕事が少なくなっていたってことなので、感謝しないといけないのだろうけどね。
 いろんな人がやさしい思いで接してきてくれていたのだけど、そのやさしさが見えなくてひねくれてた私には届いてなかったんだろうな。
 というか、みなさんのこと、わかっていたけど、心がついていかなかった感じだ。

 こんな感じにちょいと(というかかなり)ひねくれた考えに陥っていたのだけど、周りの仕事が落ち着いてきたころに、やっと普通に周りの人たちと話ができるくらいには回復してきました。余裕がないと人ってどんどん黒くなっていくのねっていうのを改めて感じた出来事。
 このことで私は、できるだけ余裕がない状態を少なくして、周りをしっかり見られるようにしたいな、と思った。

 それと、もやもやした思いは、結局、原因となっているその人に直接聞かないと解消されないってこと。
 何度もこういう経験をしているのに、本人に状況とか聞けないんだよ。怖くて。(←恐ろしいっていうより人に嫌われたくない思いが強すぎる)
 そこ、直さないとな・・・。

 インスタントコーヒーのような毎日は濃いも薄いも自分次第で/知己 凛(新作)

短歌のこと、息子のこと、思ったこと・・・。 読書感想文がなによりも苦手だったのに、文章を書くことがちょっとだけ好きになりました。 IgA腎症持ちです。