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珈琲を入れる手が震えて

私は大好きな人と話すことは好きだし、ワイワイやるのは嫌いではない。

だけど、それも時々緊張する場に変わる時がある。

先日は就労移行支援事業所で、体調が万全な状態でなく、近日に前職場での人間関係を思い出すような出来事があり、それは再就職前に分かったのは良いことなのだけど、自分の心の置きどころか分からなくて落ち着こうと思い、珈琲を入れようとしたら震えが止まらないのである。

止まってくれ、という気持ちがあっても思い通りにいかない辛さ。

なんとか珈琲粉を紙コップに入れて、ケトルのお湯を両手で慎重に入れて両手で運び出す。というかスプーンがプラで入れにくいの!

机に置いた。

そのあと、スタッフと話して気持ちを落ち着けようと。

と思ったら「早退しますか?」と筆談で言われたのでいやいや頑張りたいと思ったので、「様子見ます。」と言って、しばし席でボーっとする。

結局、この場から離れることにした。エレベーターを降りたら突然涙が出てきて、雨が降る中傘をさして、離れた建物下でしばらく泣いた。

ローソンが目に入ったので、不審者にならない程度に回復したら入店して、ジュースを買った。Doleの桃ジュース(写真はオレンジだけど気にしないで)。ビタミンCよ!ピーチよ!私にパワーをおくれ!

戻ったら、スタッフさんが心配そうに、「大丈夫?」って白い紙に書いてくれた。

「大丈夫?」って言葉が前回も就労移行支援事業所を抜けた時も、身に染みた。※前回というのは前記事の出来事で悩んでいた時に1回だけです。

手話で「大丈夫?」でもいいし、筆談で「大丈夫?」でも同じ。安心するものだなぁ、と思った。前職場では「大丈夫?」って言ってくれる人もいなかったかな。自分では「頑張っているつもり」でも「怠けている。」と思われてしまった。

けど今回は、勇気を持って周囲に言うことができて良かった。今までは一人で抱え込んでいたよ。相手に状態を伝えたり、「こうして欲しい。」っていうのは私にとって色々な要素が絡み勇気がいるので。 

もちろん、ただやみくもに伝えるのではなく、「適切」に周囲に伝えることで、そして相手にそれを「受け止めてもらえる。」という経験を積み重ねることが大事なのかもしれない。

環境も大事というけれど、社会はなかなか変わらないと絶望はしてしまう時はあるけれど、「自分が変わる。」というのは頑張って適応して無理するのではなく、工夫して自分が生きやすいようにすることなのかなぁ、と思うことができた事件だった。


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