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子どもの習い事ジプシーを通してわかったこと4つ

習い事を始めては辞めてを繰り返している、習い事ジプシーな我が子の事例をふまえて、子どもの習い事を考える上で大事だなと思ったことを4つご紹介したいと思います。

ちなみに、子どもたちがこれまでに辞めた習い事は以下の通り。
→水泳、公文式、英語の学童、ロボット教室、スマイルゼミ(娘のみ)、ワンダーボックス、トランポリン教室

①基本は「好きこそものの上手なれ」

よく言うもので、楽しんでやることによってうまくなるということです。

娘は4歳の時に突然バレエをやりたいといい出し、
習っていた水泳教室を半年後にやめて、5歳の時にバレエを始めました。10歳になった今でも楽しそうに週2以上のペースでレッスンに通っていて、ついにトゥシューズを手にしました。引越のため途中で教室を変わりましたが、好きだからこそ、一生懸命練習することが苦にならずに続けられているんだと思います。

一方で、習い事が合わなくて精神状態が悪化するようなこともありました。それが公文式でした。
公文式は夫が決めた習い事でしたが、週2の教室通いで毎回宿題プリントがたくさん出ます。平日の保育園の帰りに腹ペコ状態で公文式へ送迎し、宿題をさせるのは私で、嫌だ嫌だと毎日抵抗されるため、母子共に精神状態がパンクして夫に解約を懇願するような事態になってしまいました。

②「継続は力なり」は条件付き

長く続けていれば上達するということですが、習い事は義務教育ではありませんし、塾などのお勉強を除いては必要に迫られてやるものではないので、①の「好きこそものの上手なれ」が前提にあっての「継続は力なり」だと思っています。
お友だちが一緒に習っていたりするとモチベーションは上がりますが、習い事自体を楽しめていなくて有意義な時間になっておらず、イヤイヤやっているようではあまり上達しないので、その時間やお金がもったいないです。

③サンクコスト効果(コンコルド効果)に要注意

サンクコスト効果とは、すでに支払ったコストに気をとられ、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果です。サンクコスト効果をコンコルド効果とも言います。

サンクコスト vs  子どもの可能性

習い事を続けるかどうか見直す場合、本来は「今後、この習い事に対してやる気や興味が出て成果が出る可能性」と「今の習い事をやめて新しい事に出会える機会」を比較し判断するのが合理的な判断をするための基準となるはずです。
しかし、入会金や教材費、月謝などのこれまでの金銭的コストと、送迎やスケジュール調整、やる気を出すために頑張って声かけなどを工夫してきた親の労力的コストが判断する基準に含まれてしまうために、「こんなにお金も労力もかけてきたし、もったいないから続けるべきだ」と非合理的な判断をしてしまうのです。更にここで「継続は力なりだ」という論理を持ち出すのはナンセンスで、子どもにとって大きな機会損失に繋がるかもしれません。

④子ども本人に考えさせる

我が家は、月謝がいくらかかっているかも含め、包み隠さず情報を与えたうえで、自分が本当に続けたいと思う習い事なのかを考えさせます。
自分の意思をはっきり持って人生をコントロールしてほしいという思いもあるし、小さいうちから金銭感覚やお金の使い方を学んでほしいという思いもあり、そうしています。

娘は最近、バレエと塾の曜日がかぶらないようコントロールしつつ、4教科の指導を得たいという思いから、クラスメイトから他の塾の情報を聞きだし、気になった塾のホームページを調べていました。
そして、現在の塾の曜日や指導内容、月謝をも比較したうえで、この塾に変わりたいと私に話をしてきました。小学生でも高学年に近づいてくれば、思考力が身につき、ここまで判断できるようになるんだなと思いました。

以上、私が習い事を見直す際に意識している4つのことをご紹介しました。

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