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【宅建・行政書士】独学の資格勉強で苦戦しないために(3)

・勉強している自分に酔いすぎるな

今、おそらく多くの方が、「さっき妄想しろなんていっていたじゃないか!?それって勉強している自分に酔っていることにならないか?」と思っているかもしれません。
屁理屈かもしれませんが、確かにその妄想は『将来の自分』には酔っていますね。私はあくまで『勉強している自分』だけにフォーカスしています。そして『酔いすぎるな』と言っていることから、『多少は酔っても』いいですよ!ってことでもあります。説明します。


時を同じくして、資格は違うけど働きながら勉強していた知人A、知人Bがいました。どちらも今のままじゃダメだ!自分をもっと成長させたい!と、かなり向上心に満ち溢れた方々でした。そんなお二人なので、私も知識のアウトプットをしあったり、夢を語り合ったり、そこには否定的な場は無く、肯定的な場しかありませんでした。
しかし、勉強期間も数ヶ月経つ頃、ある変化が二人に起きました。知人AもBも、その向上心と、将来に対する夢は相変わらずなのですが、家族の愚痴と、周囲の環境への愚痴が少しずつ増えていったのです。

知人Aはある時、こう私に話してくれました。
「うちの嫁さんが最近家事を手伝ってくれないだの子供と遊ぶ時間が減っただの色々うるさくてさ……こっちは家族をもっと幸せにするために、自分の時間を捨てて頑張ってるんだから、今は協力してほしいよ……」
一応当たり障りのない返事はしつつも、心の中では別のことを考えていました。


「なんで勉強していることを棚に上げてるんだろ?そんなに時間取れないのか?」


私は知人Aの仕事の始業・終業時間を知っていましたし、休日何をしているかも本人から結構喋ってくれるので、知っていました。その上で前記のようなことを思いました。
なぜ、わざわざ家事をする時間帯に勉強するのか?家事をする片手間で勉強しないのか?子供が起きている時間帯で勉強をするのか?
第2章で私の勉強時間の取り方を詳しくお話ししますが、私から言わせれば、いくらでも勉強時間を作れる環境にいたのです。そしてなぜか、頑張っている自分は日常の様々なことが免除され、周りはそれを察して環境を作らないといけない。と、思っているから、私の中ではポカーン……。でした。


勉強している自分は偉くありません。勉強している自分が中心ではありません。私は家事・育児もこなしながら勉強していました。(もしかするとこう思っていることも少々間違いで、本当は妻ができるだけ勉強する時間を作ってくれてた気もします。愛妻、ありがとう!)
それでも、最短と言ってもいいかなと思える期間で国家資格を取得したのです。こんな気持ちで勉強したところで、いつか身内と衝突してしまうし、本当は様々なことで助けられていることに、感謝もできなくなるでしょう。そして、そんな人はいずれ夢が叶った時にこう言います。


「俺(私)があの時頑張ったから今の生活があるんだ。本当にあの時君は非協力的だったよね…ぐちぐち」と。幸せな暮らしを目指して頑張ったのに、ちっとも幸せそうではありませんね。


そして知人Bの場合です。この方もかなり意識も高いし、言葉だけではなく周りが認めざるをえないような行動力がありました。そんな知人Bがある日、私、知人B、知人C、知人Dとで飲みに行った次の日、私に連絡がありこんなことを言ってきました。


「あいつらダメだ。あいつらの考えではこの先真っ暗な未来確定だし、今の現状で満足してしまってるよ。あいつらに会ったら俺もマイナスな影響しか受けなそうだから、これから会わないようにするから。chikinまさも会わない方がいいかもよ」


これを聞いて、皆さんはどう思いますか?酷いと感じますか?ただ、これに関して私は、その時どのような会話が私たちの間であったかで考え方が変わります。一見傲慢な性格と思いがちですが、場合によっては賛成なのです。
もしも知人Cと知人Dが、知人Bのビジョンに対し、「そんなの無理に決まってる。成功している人なんて一握り」とか否定的な言葉しか口にしなかったり、Bを羨み自分の周囲の環境の愚痴ばかり言って、実際には自ら行動しないような人だったのだとしたら、私も会わない方がいいかもね。と、言っています。マイナスの言葉や口だけの人との関りは、自分のコンディションにかなりの影響を与えてしまうからです。

ただ、実際の会話はそうではありませんでした。知人BはCとDに対し、「お前らもなにか努力してるの?今の時代何かしら学んで行動して自分の希少価値を高めていかないと、絶対苦しい未来になるぞ」と、自分の最近の行動を延々と話した後にこう言いました。まぁ、私も努力の押し付け以外は賛成です。


それに対してCとDは、「すごいなBは。俺はこれだ!と思うものが浮かばなくて……今の会社でもっともっと頑張ってみるよ」「そんな考えがあるんだな。でも俺は今が楽しいと感じてるし、無理に何か変えようとは……」こう返してきました。。
これを聞いて人それぞれ何か思うことはあるでしょう。しかし、会わない方がいい!と決めつけるほど自分にマイナスな影響になるとは、私は思いませんでした。


CとDは(もしかすると上辺だけかもしれませんが)共感してくれた上で、自分の今思っている意見を言ってくれているので、マイナスな言葉ではありませんし、自分の今の状況もちゃんと見れているから、後どうするかは本人たち次第じゃないでしょうか?あと、根本的に私は人の考えを自分寄りに変えようとすることが好きではありません。客観的に意見は言いますが、結局のところどうするかは相手が気づくべきだと思っていますし、そうじゃないと結局最初だけ変化してまた戻ります。


もし、周りも自分のレベルに合わせたいなら、私は今いる相手の考えを変えるのではなく、同じ考えの人たちを見つけ、交流すればいいと思っています。その上で、CとDのようなマイナスに人を巻き込むことがない、肩の力を抜けるような友人は私は必要と思っています。
実際に私は今も交流がありますし、たまにビジネス面でも助け、助けられの関係にもなれています。最高の仲間です。


次回第二章に移るのですが、もしかするとまた第一章の中で話したいことを思いついたら、次の二章との間で更新するかもしれません

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