悪くないじゃん、くらいで
ひょえー疲れた。最近もっぱら夜にかけて仕事するので(その分朝が遅い)気づいたらこんな時間になっている。
夫が昨晩突然、明日のバレンタインにそれぞれお菓子を用意しよう!と言い出した。もちろん何か買ってくればいいのだが、近場で安くて美味しいクッキー(私は甘いものの中でクッキーが最も好きなのだ)はどうにも思い当たらなかったので、久しぶりにつくってみるかと思い立つ。
いつもはサラダ油かマーガリンだが、今回は奮発して無塩バターとあとココアパウダーを買ってくる。作業の合間に混ぜて、数時間寝かせて慌てて夜遅くオーブンに放り込む。
意外に粗熱はすぐには取れなくて、しばらくは熱せられたクッキー生地を食べているみたいだったが、冷めてきてようやくクッキーっぽくなってきた。うん、美味しい。ほんのり甘くて、これぞ家でつくるクッキーってかんじ。この素朴な味わいがたまらないんだなあ。
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私は基本的に自分の書いたものを読み返さないのだが、プライベートでゆるゆるつけてるこういうエッセイは比較的読み返したりしている。
全然気負ってないからだろうか、書きながら書きたいことが出てくるからだろうか、なんだか第三者が書いたやつを読んでいる気分だから、読めるのかもしれない。
失敗することへの恐怖とか、将来への不安とか、ミスしたことへの後悔とか、そういうので頭がいっぱいになりそうなときは、ちょっとお菓子つくったり、ふらっと書いたエッセイ読み返してみたりして、私悪くないじゃん、って自分を鼓舞してみたり。
こういうのをセルフケアというのかもしれないけれど、そこまで大げさなことじゃなくて、まあ悪くないじゃん、ってくらいの。
さて、クッキー美味しいっていわれるといいな。
それでは、また。
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