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ゆえに柿と格闘している。

昨日に続いてちょっとまじめなことを書こうかなと思ったのだがあまりに寒すぎるので止めることにした。帰ってきて早々にふとんに潜り込む。夫がすでに暖めてくれていたので温泉に浸かったときのような至福感。冬はほんとう出張に行かれると困る。ほんとうに。

こんなに寒かったっけと驚いているため、慌ててドンキでカーペットを買い、ダイソーで断熱シートをまとめ買いした。とはいえちゃんと窓のサイズに合わせて切ってはる前に寒さに屈したので、てきとうに窓にさっとはる。幸か不幸か結露のおかげでまあまあくっついている。効果があるかはわからないが、プレシーボ効果に期待しよう。

寒さの他にもうひとつ、柿とも格闘している。毎年おばあちゃんが大量に送ってくれるのだ。ところが家族に柿好きの人があまりいないため、ふと気づくと完熟を通り越して原型を留めなくなってしまう。

去年はそんな処理に追われ、とにかく食べれるうちにジャムにしちゃえと大量に煮詰めたらタンニンのせいでそれはそれは渋いジャムになってしまった。私の完敗である。

今年こそはと思い、今回は届いた瞬間から冷蔵庫に入れ保存した。幸いにもまだあおい柿が多かったので余裕をかましていたら案の定完熟してしまった。一句読んでしまうくらいに。

流し目に ビルの清掃見ていたら 冷蔵庫内 熟れてゆく柿

柿はタンパク質と混ぜると熱しても?渋くならないということなのでパウンドケーキにすることにした。ところがいざ冷蔵庫を開けると卵がなく、パントリーを開けると砂糖もない。前途多難である。仕方なくない知恵を絞って検索かけて普段料理をするときみたいに、要はテキトーにあんこと黒蜜と牛乳を入れる。

何とかなるかなと気楽にかまえていたが、やはりお菓子は料理ほど融通がきかない。15分プラスで焼いても生焼けで、慌ててググるとレンチンすれば良いと書いてあったので念には念をと6分くらいやってみたら、きちんと焼けたが冷めたらあんぐりするくらい固くなった。ナイフを通さないパウンドケーキをつくったのは初めてのことだ。

さて二回目のリベンジ。数時間前からマーガリンと卵と柿を冷蔵庫から取り出し常温に戻す。砂糖も買ってきてもらう。きっちりかき混ぜ計量器ではかる。さあいざと思ったら今度はベーキングパウダーがない。そのせいかはわからないが、今回もレンジから取り出すと急速にしぼみ、中はやわらかくまるでフレンチトーストのようになった。またまた完敗である。

柿はあとひとつ、年末祖母に会うまでに柿ケーキにして食べたでーと報告できるのだろうか...。

強敵だからか思いがけず長くなる。それでは、また。



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