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意外なところで、

前回や前々回に書いたのだが、最近箱庭ゲームにはまっているのでそのぶん読書の時間が減っている。読む体力が減るのはまずいと思い、絶賛読書時間確保運動中である。

私の家は築うん十年前というどう頑張ってもヴィンテージ物件とは言えないいけてない賃貸で、そんなところだから浴槽が狭くて深いというとてもゆっくり浸かりたくなるような代物ではない。だが最近、そんな浴槽に夫がお湯を溜めるようになってきたので、それだったらもったいないしまあ浸かるかと私も倣うようになった。

ただしほんとうに窮屈な浴槽なので、ただ浸かっているのもなあ...ということで、ふと文庫本を持ち込んでみる。これまで本が濡れるのが嫌でお風呂で本なんて...とやったことなんてなかったのだが、意外に楽しい。いや、めちゃくちゃ楽しい。スマホ使えないのがいいのか、身体がじんわりあたたまるのがいいのか、とても良い読書体験なのである。三時のおやつという食べものエッセイをふたつみっつつまむ。ああここに甘いものもあれば最高...と思いながら読んだ。

いやほんとう、なんで今までお風呂で読書しなかったんだろう。あーこの本いいかも、あーあの本もいいかも、とお風呂向きの本がいくつか頭のなかに浮かんでくる。文庫で軽くて、カバーかけて、短編とかエッセイ集がベストかなあ。ふたつみっつ読みながらあたたまると良い。夫に毎日さっさとお風呂入りなよと言われるのだが、これでようやく言われる前に入れるかもしれない。

それでは、また。

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