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息子を産んで、

ひさびさに、1ヶ月半ぶりくらいにnoteの投稿画面を開いた。こんなに文章を書かなかったのはいつ以来だろう。文章を書かない日々が続くといつも思うのだけれど、書こう書こうと思っていてもどんどん書くハードルが上がっていって、それに合わせてどんどん書かない日々が柔らかく、しかし確実に積もってゆく。書きたいことはあっても何から手をつけていいかわからなくなる。

10月末に人生で初めての出産を終えた。私のお腹から出てきたのは言われていた通り男の子だった。妊娠中あんなに愛おしく感じていたはずなのに、産まれて初めて見たときは、え!誰!自分から他人が出てきた!と正直戸惑った。出産が終わったという安堵感の方が強かった。

そんな息子が愛おしく、紛れもなく自分の子どもだと感じるようになってきたのは生後2週間、退院して1週間くらい経ってからのことだった。授乳が終わってすやすや寝始めた息子のとなりに横になってその寝顔を見ているうちに、ああ私無事にこの子を産んで今無事に育っているんだと実感して、気づいたらはらはら泣いていた。産後はつらくてつらくて泣いてばかりだったけど、初めて嬉し泣きした瞬間だった。

今では夢にまで息子が出てくるようになって、服を着せたり抱っこしていたりと夢でも私は母をしていて、ああこうしてゆっくりと、息子がいる生活が当たり前になってゆくんだなあと、日々実感している。産後書きたいと思っていたことを、ちょっとずつ更新していければいいなと思う。

それでは、また。

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