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心とは何か?

今回のテーマは「心とは何か?」です。
大脳生理学において一つの答えを出すことが可能です。
その答えは「細胞」と「脳内ホルモン」です。




心は細胞からできている


私が大学生のころ、
心とは何なのか知りたくて、主に心理学の本を読み漁っていました。
本の中には、
「母親の愛情を十分に受けなかったせいで情緒が不安定になる」
「自分に対してマイナスなイメージがあるから、うまくいかないのだ。自分を深く愛してあげることが大事なのです」
など色々なことが書かれていましたが、どれも自分が納得いく答えはありませんでした。

後々分かったのですが、心理学というのは
「人間の心の動き」を研究したものであって、人間を科学的にみる「大脳生理学」の視点はあまり含まれていません。
大脳生理学でいう視点とは、シンプルに言うと人間を細胞単位で捉え考えるという視点です。


少し説明すると人間の細胞数は約37兆個あると言われ、単純に言うと細胞の状態がきれいな状態であれば、心もきれいになり逆もまたしかりということです。


人間の細胞

よく健全な精神は健全な身体に宿るという言葉がありますが、身体が疲れていると、心も疲れてきて、やる気が低下します。
私たち人間の身体は37兆個の細胞からできています。
細胞の状態が悪くなると心も悪くなります。つまり心は体の状態と連動するということです。

例えばお酒を飲みすぎた次の日に身体がだるくて、やる気が出ないというのは、お酒のせいで身体の細胞が劣化した結果です。(詳しく言うと身体の酸化)

あとは、疲れがたまっているときに、お風呂に入ると少しは元気になりますよね?お風呂に入ることで、血流が良くなり、細胞に酸素が行き届くことで、細胞が元気になるからです。


脳内ホルモン=心

では何が心を作るのか?についてホルモンという側面から解説していきます。心と言っても人間には感情がありますよね。喜び、悲しみ、怒り、不安などが代表的です。

これらがどういったしくみで起こるのかというのは科学的に説明することができます。脳の中には、脳内ホルモンと呼ばれるものが分泌されています。


脳の脳下垂体と呼ばれるところ、通称ホルモン袋から、感情のもとになるホルモンが分泌され、感情というものが生まれます。
種類としてはドーパミン・セロトニン・アドレナリンなど色々あります。
喜びはドーパミン、
悲しみ、緊張はノルアドレナリン、
怒りはアドレナリン、
感謝や幸せはセロトニン
など他にも様々なホルモン物質があります。

このことを知ることで例えば、自分が怒っている時に『今、自分の頭の中ではアドレナリンが出ているんだなあー』と少し自分を客観視することができます。そうすることで怒りが収めることができたりします。


楽しいから笑うのか?笑うから楽しいのか?

幸せホルモンの中でドーパミンというものがあるのですが、口角をあげると、ドーパミンが出るということがわかっているのです。


例えば楽しいことが目の前で起こったとして
①笑う人
②笑わない人
がいるとします。
この時、ドーパミンが出ている人、つまり心が幸せに感じているのは、①の人です。

何が言いたいかというと、目の前の現象の良い・悪いが幸せを決めるのではなく、目の前の現象を自分がどう捉え、行動するかが心を決めるということです。

つまり楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる(ドーパミンがでる)ということになります。

まとめ

今回は心を大脳生理学的に解説しました。
つまり、細胞の状態や脳内ホルモンによって感情、心が決まるということです。ただし、量子力学的には違う考え方があるのですがそれはまた今度説明します。

人間の心は本当に奥が深いです。人間はもともと本来健康であるならばドーパミンやセロトニンなどの脳内化学物質が出ている状態なのですが、ストレス、偏った食生活、睡眠不足などによって、ノルアドレナリンやアドレナリンがたくさん出てしまう状態になってしまっている人が、現代社会では多くいらっしゃいます。

世の中には様々な健康療法が溢れており、私自信も様々な書籍を読み、どうすればノルアドレナリンアドレナリンを減らしドーパミンやセロトニンなどの脳内化学物質を出せる健康状態になれるか、研究していました。

原因は様々なところにあるというのが今私の現段階での結論に至りました。次回からはどうすれば健康を取り戻せるか、そしてより良いパフォーマンスを出せるにはどうすればいいかということを、食事、睡眠、運動、物事の認知の仕方、習慣、自律神経、副腎疲労など様々な面から解説していきたいと思います。

ではでは(^▽^)/

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