見出し画像

社会をつくる力を育てる授業づくり84 戦後改革どれがよかった?プロジェクト

歴史の学習、第12小単元は、戦後の日本の様子について調べていきます。

ア 次のような知識及び技能を身に付けること。

(サ) 日中戦争や我が国に関わる第二次世界大戦,日本国憲法の制定,オリンピック・パラリンピックの開催などを手掛かりに,戦後我が国は民主的な国家として出発し,国民生活が向上し,国際社会の中で重要な役割を果た してきたことを理解すること。

(シ) 遺跡や文化財,地図や年表などの資料で調べ,まとめること。

イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。

(ア) 世の中の様子,人物の働きや代表的な文化遺産などに着目して,我が国 の歴史上の主な事象を捉え,我が国の歴史の展開を考えるとともに,歴史を学ぶ意味を考え,表現すること。

文部科学省(2017)小学校学習指導要領

前回は、昭和期の戦争までを取り上げていましたが、ここでは、戦後の日本国憲法の制定や、オリンピック・パラリンピックの開催に向けた国民生活の向上について取り上げることになっています。

戦後改革では、憲法の制定だけでなく、選挙権の保障、学校教育の改革など、生活が大きく変わるものもありました。

また、国際連合への加盟により、産業が発展し、生活が豊かになりました。

オリンピック・パラリンピックに向けて、道路の建設や新幹線の開通など、インフラの整備も進みましたが、公害などの問題も発生しています。

平成に入ると、不景気、少子高齢化、自然災害による大きな被害、地球環境問題など、解決すべき課題もたくさん出てきています。

このような内容を学習する中で、歴史の学習のまとめの単元として、これまで学習してきた今の時代とのつながりや、当時の政策の是非を判断するといった活動を取り入れたいと思います。

戦後の様々な改革で、良かったと思うものを発表し合うプロジェクトです。

改革により生活はどう変わったのか、それは良かったのかどうか、というのを、当時の国民の視点で考えることが重要だと思います。


お読みいただきありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?