見出し画像

香水のおもいで

ツイッターでメゾピアノの香水のおもいでっていうのが流れて来て、自分の話を書きたくなったので勢いのままに。

私の話は1997年くらいから始まる。当時高校生になったばかりの頃だが、流行りだったのだろうか、男子も女子もそこそこ香水をつけていた記憶がある。高校生のことなのでたくさん持っているわけではなく、だいたいみんな同じ香りを毎日つけていて、この香水は〇〇ちゃんという具合に香りと人が結びついていた。

朝香水をつけてもお昼くらいには香りが消えてしまうので、アトマイザーに入れて学校に持って行ってたのも覚えている。今なら100均でそこそこの品質のものが手に入ると思うが、当時は500円くらい出さないとちゃんとしたやつが買えなかった。私は紫色のロールオンタイプのアトマイザーを持っていた。懐かしい。

私は最初、人にもらったプチサンボンやレベルドゥリッチなんかを使っていたけど、だんだん自分の好みはメンズ香水のようだと気づいた。シーケービー、デューンあたりに手を出してそこそこ満足していたが、ある時、街中で買い物中にめちゃくちゃタイプの香りを嗅ぎつけ、その香りを覚えて一生懸命に探した。意外とすぐに見つかって、それはエゴイストプラチナムという香水だった。決して安くはなかったのだけど、お小遣いから買って、高校時代のほとんどをその香水と過ごした。

私があまりにエゴイストを気に入っていたので、別れた男の使っていた香水じゃないのかとからかわれたこともあったが、正真正銘自分で見つけ出したお気に入りだった。身近なところでは私しかその香水を使っていなかったので、ずっとその香りをレディースの香水と思い込んでた男友達もいた。思えば香水をネタにちょっと気になるあの子と話をしたり、香水を分けてもらったりしたこともあった。香水ジプシーをしていた頃のシーケービーは当時仲の良かった男友達が使っていたものだ。とても気の合う人だったけど、付き合うとかいう雰囲気にはならなかった、そういう男友達。

大学時代はeBayでアメリカからバス&ボディワークスのバスグッズを輸入するのにひたすらはまったので、少し本物の香水からは遠のいたけど、ブリトニースピアーズが出したキュリアスと、ごりごりメンズのクールウォーターはコレクションに追加された。まったく正反対のラインアップだけど、昔はレディースの香水と言えばフローラルが主流だったのが、フルーティで甘い香水が色々と出てきたのがこの時期だったように思う。キュリアスはまさにそんなタイプ。クールウォーターは自分の中でエゴイストの後継者的ポジション。

その後はもうイギリスに移住してからのことだけど、忘れちゃいけないクロエ。これはいまだに傑作と思う。その後はジョーマローン一択になってしまったのだが、最近はティファニーの香水もいいなと思っている。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?