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お盆と、シュレーディンガーの猫

昨日、家具屋さんに行った時のこと。
店員さんがにこやかに
「kiyokunさん、こんにちは」
と迎えてくれます。

ここのお店に、僕は約五年前に一度訪れたきりでそれ以降行ってません。
でも名前を覚えてくれていたみたいです。
さすがやなと思っていると、

さらに店員さんが
「先日から何度も来てくださったそうで」
と言います。

「?」
(僕は行ってない。)

さらにさらに
「この前は奥様といらっしゃってくれてありがとうございました」

「??」
(行ってない。)

僕の反応が悪いので店員さんはキョトンとした顔です。
でも僕も負けずにキョトンとした顔です。

僕達夫婦に似た人が訪れたのか、
はたまた僕達の生き霊が訪れたのか、
混沌とした状態の僕達夫婦の量子の塊がお店を訪れていたのか。

そういえば、
お盆の深夜、寝ていると隣の仏間で
「ドン」と大きい音がした。
僕はその音で目が覚めた。
いつもなら確認しに行くのだが、
その日は行かなかった。

仏間のカオス状態の量子が、
僕が観測することによって実体化されたらまたややこしい。
面倒臭いことになると思ったから。

送り盆の夜だから、
そりゃぁ誰かが、
居るだろうと思って寝ることにした。

盆月は面白い!


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