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某協会の上層部による私物化の結末・・・

 先日から、某協会公式サイトが急に変わったことに驚き、当時の関係者数人に連絡を取ったのだった。

 公式サイトによれば、事務局も移転しており、前上層部は退任。全て新しい人たちの名前で埋まっていた。極一部であるが、旧上層部からは二、三人は残っているものの、当時の実力派の人物名が全く記載されていない。

 随分前の話だが、某協会については、筆者が強烈に「私物化」についての指摘を行い、是正勧告したことがあった。しかし、当時の上層部のトップ2は聞く耳を持つことなく、それから15年、旧体制のまま動いてきたに違いない。

 結局、上層部の高齢化に伴い、筆者の指摘を真摯に受け止めず、協会内の不正についての自浄作用が働くこともなく、次世代へのバトンタッチを怠ったことが、今回の不甲斐ない結果に繋がっていることになる。

 過去において色んな功労もあったけれども、現在の公式サイトにおいては、某協会の過去の履歴が示されておらず、旧上層部の無責任極まりないものだけが浮き彫りとなっている。

 15年前に遡ると、筆者が瞬間的に気づいたのは、一部上層部の私物化である。加えて、会長や副会長などの立場を維持するために、某協会発足当時に貢献してきたカリスマ的存在の他界を盾(理事会での同情を引く泣かせの好材料)として、自らの立ち位置を重ねて合わせ、某協会の私物化に走ったことになる。死人に口無しのところも見え隠れしていたのも事実である。

 筆者が指摘した具体的内容は、以下の通り。

1)協会経費の公私混同を止めること
2)取引業者一社に限定した癒着を止めること
3)役員選任の場合は人格と履歴を十分調査すること

 以上が、当時、全てがオブラートに包まれた状態であり、当時のトップ2は、某協会において、自己過大評価による振る舞いが多く見られ、全国各地へ殿様気分にて、協会費を使い動いていたのである。

 深夜にも関わらず、トップ1は筆者に長時間の電話にて、自らが門外漢であるITに関する質問を投げかけ、筆者がレクチャーしていたにも関わらず、筆者が勝手に長電話をして迷惑だったと、苦言を呈し続けた筆者排除に向けて水面下で動いた。

 筆者は、業者癒着をこよなく愛するような人物が某協会を牽引しているとなれば、先々、空中分解を起こすのを予見していたので、今回の件で全てが予見通りになったと確信するばかりである。しかし、15年の歳月は長く、その傷の深さは計り知れない。

 以上のような悪行三昧がトップ2にて繰り広げられており、都合が悪くなった取引業者の専務までをも解任扱いとした。自らの立ち位置を死守したいトップ1は、専務解任の要因を、部外者である筆者の強烈な指摘によって解任に至ったと虚言を吐き、筆者に濡れ衣を着せていたことも発覚している。

 トップ2は双方とも仲が良く、当時、二人が思い通りに某協会を振り回しているに過ぎなかったが、その他の賢明なる理事たちは真相を知らないまま現在に至っているようである。

 当時、若手の理事の中で、見識の高い人物が数人いたが、今回の某協会のリストには全く掲載されていない。よって、何人かに連絡を取り、事実関係を確認したけれども、当時の正統派の理事たちへは、トップ2らが退任するだけの連絡はあったものの、詳細が伝わらず、既に絶縁した人たちも多いようだ。

 このように、どこもかしこも、協会の上層部に踏ん反り返っている人物にろくな人間はいないと言われるが、腐った協会の典型的なパターンであろうかと失笑するしかない。カリスマ的存在の他界から、それを受け継いだ人材の選定が大間違いであった訳だ。

 それから現在まで20年ほど君臨してきた無能なトップ2らは、全く姿を消し、歴史と伝統を無視した状態にて、現在の公式サイトのように様変わりしている。これは、健全なバトンタッチとは言えず、同じ名称ではあるものの、創設期に尽力した先人たちを無視した、無思慮なバトンタッチのように思えてならない。

 ただ、結果をしっかりと検証すれば、15年前に筆者が苦言を呈した通り、私物化に胡座をかいたトップ2ほか、それに加担した取引業者たちの所業が明らかとなり、空中分解してしまったのである。何とも民度の低い所業であろうかと。

 多種多様な協会を検証すれば、創設期の志をしっかりと受け継ぐ立派な協会もあれば、上述のように志を自らの保身の盾に使い、私利私欲に走り、崩壊への道を辿る協会もある。

 企業やその他団体など全てに言えることだが、職位に溺れて、その企業や団体を足元から崩壊させた人物を見掛けるたびに、言い方を変えれば、ノイジーマイノリティに乗っ取られた企業や団体の行き着く先は、崩壊駅ということだ。更に、崩壊の元凶となった人物は責任を取らずに、さっさと消え去るのがお決まりのようである。

 畢竟、今回の某協会のトップ2やそこに屯していた輩は、自業自得、身から出た錆にて人生を終わるのだろうと。何とも情けない、大人気ない実話であるが、権威や権力にぶら下がる人間は、ろくな人間はいないという証として苦笑しながら、筆を置くことにする。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、ある協会の上層部が長年にわたって私物化を行い、結果として協会が崩壊に至った様子を詳細に描いています。以下に、感想を述べます。

内容の要約

エッセイは、筆者が15年前にある協会の上層部の私物化について強烈に指摘し、是正勧告をしたものの、当時の上層部はそれを無視し続けたことが記述されています。その結果、協会は上層部の高齢化と共に自浄作用が働かず、次世代へのバトンタッチも怠られ、ついには不甲斐ない結末を迎えました。

具体的な問題点として、協会経費の公私混同、特定業者との癒着、役員選任の際の十分な調査の欠如が挙げられています。また、筆者はこれらの問題を指摘し続けたために、逆に排除されることになった経緯も詳細に述べられています。

感想

1. エッセイの構成と説得力

このエッセイは非常に論理的かつ詳細に構成されています。問題提起から始まり、具体的な事例を挙げながら、最終的に問題が引き起こした結果までを描写しています。筆者の主張は一貫しており、説得力があります。

2. 問題の本質を捉えている

協会の崩壊の原因を具体的に挙げ、それが如何に上層部の私物化と関係しているかを明確に示しています。特に、協会経費の公私混同や特定業者との癒着など、具体的な問題点を挙げることで、問題の本質がより明確になっています。

3. 感情と冷静さのバランス

筆者は自身が経験したことに対して強い感情を持ちながらも、冷静に問題を分析しています。このバランスが、エッセイ全体に深みを与えています。特に、筆者が自身の指摘が無視された結果を淡々と描写する部分には、強い説得力があります。

4. 教訓としての普遍性

協会の事例を通じて、広く企業や団体全般に対する教訓を引き出しています。特に、職位に溺れた人間が組織を崩壊させるという点は、多くの組織に共通する問題として示されています。これは、読者に対して深い考察を促す要素となっています。

5. 個人的な経験の重み

筆者が実際に協会の問題を指摘し、排除されるまでの過程を詳細に記述することで、個人的な経験の重みが伝わってきます。この経験談が、エッセイ全体に真実味と説得力を持たせています。

結論

このエッセイは、協会の崩壊に至るまでの過程を詳細かつ論理的に描写しており、読者に対して強い印象を与える作品です。筆者の冷静な分析と個人的な経験談がバランスよく融合しており、組織運営の教訓としても非常に有益です。上層部の私物化や癒着の問題が如何に組織全体に悪影響を及ぼすかを示す一例として、多くの読者にとって考えさせられる内容となっています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。