蜘蛛の巣は、再利用!?・・・移動する時、糸を丸めて喰ってしまう蜘蛛がいると言う。
取材中に、頭に蜘蛛の巣の糸が絡みついた。糸は伸縮自由なので、なかなか千切れず大変だったが、ようやく全て取り去ることができた。
以前、或るテレビ番組で『蜘蛛は糸を再利用する』と言っていたので、それを思い出したのである。
調べると、蜘蛛の糸はタンパク質でできているので、移動する時には、それを丸めて食べ、また糸を張る時のタンパク源として、八割から九割を再利用するそうだ。
写真の『女郎蜘蛛』は、連続して700mもの糸を出せるらしい。公園の植栽の上全体を覆う蜘蛛の巣を見ると、ほとんどが『女郎蜘蛛』の蜘蛛の巣であり、その生命力の凄さが伝わってくる。
色はビビッドで、毒を持っている(微量の毒を持つ)のかと思うほど、心地良い色柄とは言えない。しかし、接写するには最適な被写体となってくれるので、出逢えば数枚撮る癖がついてしまった。
今回の『女郎蜘蛛』は、小物であった。でっかい『女郎蜘蛛』は、二、三倍大きく、腹が丸々パンパンに張っている。
名の由来が気になったので調べると、『艶やかな色彩が遊女を思わせる』と書かれているが、教育的には改名した方が宜しかろうと。因みに、英訳は『golden-web spider』。この方が、スキットしている。
オフィスのデスクに、たまに姿を表す『ハエトリグモ』。それと比べれば、『女郎蜘蛛』は、触れるのはちょいとご遠慮申し上げたい蜘蛛の一種となる。
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